_ キ ミ の も の ？sn

酔っ払い ページ22

渡辺side.






Aが来た。

日付けが変わる前俺の部屋に。



フラフラな足取りでソファに崩れ落ちたAは完全に酔ってる。



ラウールとこいつの部屋の前にエレベーターあんのになんでわざわざ2部屋右の俺の部屋に来るわけ。


まぁ今から行こうと思ってたから良いんだけど...さ、




でも許せないことが1つだけある。








渡辺「 お前飲みすぎただろ 」


「 ん〜？ 」


渡辺「 酒強くねぇのに 」





飲み過ぎてること。




最近忙しくて休みが無かったもんだから半休貰って黒崎とメイクさんやらと飲みに行ったらしい。(黒崎以外全員女)




渡辺「 どうやって帰ってきたん 」


「 くろくんが、エレベーターまで… 」




うわ、あいつクビだわ。
てかまず酔ったAの姿見た時点でクビ、あいつもうダメだ。






「 おふろ、 」


渡辺「 そんなフラフラで入れるわけねぇだろ 」


「 や〜だ、！」





普段から喋り方は優しいけど酒によっていつも以上に優しくてふわふわしてる、しかもちょっと呂律も回ってないし。

目がとろんとしていて顔もほんのり赤い。








渡辺「 ほら、服貸すから 」


「 えへへ、しょーたくん、 」


渡辺「 メイクも落とせよ 」







Aの腕を引いて座らせれば俺の顔を見て
満面の笑みになる、これが悔しいけど可愛すぎる。






「 おとして、しょおたくん 」






そうやって求められればやってしまうのが俺の悪い癖。

こいつにだけは甘いんだよなぁ、惚れた方の負けってやつ？




それにアルコールのせいで頭が回ってないAは
普段よりも色っぽく、甘えたになるから。





‥酔ったAは危なすぎる。








.

2.→←3.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す