_ キ ミ の も の ？sn

ある日の朝. ページ2

深澤side.










カーテンから差し込む光が眩しくて目が覚めた。



目線を少し下げると俺の腕の中で小さく丸くなって無防備に寝ている女の子。









深澤「 A、起きて 」








朝が弱い彼女に優しく声をかけたところで起きてはくれない。



そんなの分かってる。





だから…




頬に触れていた手を布団の中に潜り込ませて
太ももに滑らせた。







「 …んっ、 」




深澤「 起きないとこのまましちゃうよ？ 」







耳元でそう囁けば手探りで俺を探して

首に腕を巻き付けてくる。







「 ん、たつやく…おは…、 」









キスをしようと顔を近づけると手でガードされて

させてくれない。








「 …はみがき、してから 」








ふは、今日も男心をくすぐってくる




少しの焦らしと女の子らしさ、




キスは拒否しないところがかぁいいよね？







まぁ、するんだけどさ。






深澤「 深くはしないから 」






まだ寝起きでぽわぽわしている彼女の唇に軽く触れれば


少し眉間に皺を寄せて起き上がってしまった。







深澤「 そんな顔してもかあいいだけだよ笑 」









そんな甘々(？)な会話をしていると


ドタドタと大きな足音が聞こえてきて寝室の扉が勢いよく開いた。







「 おっはよ〜！！！！！起きてるかーー？！！！！ 」






にゃはは。と笑えばカーテンを一気に開けて
勢いよくベッドに座るうるさいやつ。









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