第6話 恥ずか死ぬとはこういうこと 続 ページ7
じゃんけんに負けた。脱ぎたくもないのに体が勝手に動いてハットを外す。
(くっ……体が勝手、に…)
催眠を使う吸血鬼には過去にも数回会った事があるがここまで強度なものは初めてだった。
ふざけたものだと思っていたけれど、これは女性ハンターにとって手強い敵だと思う。
その後も野球拳は続いた。私は全てに負けていた。
現在私はハット、手袋、ベルト、ブーツ、ジャケットを脱いでいて次に負けたら下着が確実に見られてしまう状況。
この一発に私の全てがかかっている。仲間のハンター達から見られている中、私の下着を晒す行為はこれからの私達の関係にも関わってしまう。
会うたび絶対に気まずくなるからだ。でも確かに、ハンターは吸血鬼を退治するのが仕事な訳でそれには、犠牲も伴う。
が、しかし。私は、私は……
ちらっと後ろを見てみるとロナルドさん含め、皆が顔を真っ赤にしていた。………恥ずかしい。
あぁ。もうどうにでもなれ。今日着てた下着はお気に入りの可愛いやつだから見られても恥ずかしいだけ！！大丈夫！！私はならこのど変態吸血鬼を退治出来る！
「よよいのぉぉお！！！よい！！！！！」
「っ！！！！！…………負けた…」
「ドリーム！！！クソっ…俺が中に入っていれば…」
皆様、ご察しの通り負けました。フラグ回収しちゃったよ、！！そしてマリアさん大好きです。
トップスに手をかける。が、そこで私は一つの考えに至った。
(！！先に中を脱いじゃえば……！)
この極限状態、私の頭は正常に回っていなかった。ただ、下着を見られるのを回避する方法を考えていたから。
そして、私はトップスの中に手を入れてブラジャーのホックを外した。
「「「「「「「「！！！！！」」」」」」」」
(先に中を脱ぎやがった！……ただ、こっちのがえろいのに気が付いていないんだな)
「………やっぱ無理ぃぃぃい！！！！！！」
ブラを外した瞬間、やっと恥ずかしさを感じた。ブラを外したって、結局恥ずかしいじゃん！！と。
そう思った時には私は吸血鬼を背負い投げしていた。
「あぁ、なるほど。中にいる人が攻撃すれば良かったのか。」
吸血鬼が気絶すると、結界は消えていた。吸血鬼は吸血鬼対策課によって連行されていた。
「……ドリーム、良くやったな。おつかれ」
「マ、マリアさん……大好きです…ｸﾞｽｯ」
ロナルドさんたちは未だに顔が赤かった。
第7話 ロナルドさん、マイクロビキニ着ませんか？→←第5話 恥ずか死ぬとはこういうこと
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おなご！(プロフ) - 返信ありがとうございます！コメントが少しでも作者様のモチベに繋がるといいなぁと思ってます！更新お疲れ様です！相も変わらず最高でした！書くのは本当に大変だと思いますが引き続き応援してますね！ (2023年2月28日 21時) (
レス) @page32 id: c932391468 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - おなご！さん» ありがとうございます！作った作品にコメントがついたの初めてなのでとても嬉しいです…！これからもどんどん書くので見てくれると嬉しいです〜！！ (2023年2月28日 17時) (レス) id: fc5d930aee (このIDを非表示/違反報告)
おなご！(プロフ) - めちゃくちゃ好きです最高です神作品ありがとうございます！ (2023年2月28日 15時) (レス) @page23 id: c932391468 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白玉さん。 x他1人 | 作成日時：2023年1月31日 22時
