第32話 弟子の秘密 続 ページ34
ー翌日 ロナルド吸血鬼退治事務所ー
ロナルドside
「＿＿＿っていう事が昨日あったんだよ。てめえが寝てる間にな」
「あぁ、だから君あんなゴリラみたいにそわそわしっｽﾅｧｧｧ…」
「っるせぇ！！そりゃあ気になるだろ！！」
昨日起こった事をドラ公に話していた。…別に話したくて話した訳ではないけど、ただ誰かに胸の内を聞いて欲しかった。
それがドラ公だってのは仕方なくだけどな。
「というか本当にどうしてAくんはお兄さんの事教えてくれてなかったんだろうね。その事情っていうのも気になるな」
「そこなんだよ。から、今日Aが来たら聞こうと思ってな。あいつも改めて話すとは言ってたし」
「ヌー？」
2人と1匹でAが事務所に来るのを待つ事になった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ー数分後ー
「こ、こんばんは…昨日ぶりですね、ロナルドさん」
少しするとAが気まずそうな顔をしながら事務所に入ってきた。そんなAにドラルクが疑問をぶつけた。
「ねぇ、Aくん？お兄さんについて聞きたいのだよ。ロナルドくんが」
わざわざ"俺が聞きたい"と付け足すドラ公に、余計な事言うんじゃねえとぶん殴って殺した。
「…私には３つ上の兄がいます。兄は実家住みなんですけど、新横に用事があって今は私の家で泊まっています。」
「なるほど。で、何故そのお兄さんの事を教えてなかったの？」
「それは＿＿＿」
Aが口を開き真実を言おうとした途端、事務所の階段をダダダダダッと、とてつもない勢いで駆け上がってくる音が聞こえた。
「え、なに！？半田か！？」
そんな事を言っているとバァンと扉がまたしても勢いよく開いた。
「妹よぉぉお！！！お兄ちゃんが来たぞぉぉぉ！！」
「ｽﾅｧｧｧ…」
「お、お兄ちゃん！？どうしてここに！？」
「？？？」
完全に頭の中がはてなで埋め尽くされた俺。は？え、Aの兄貴？なんでここに？？ってか、お兄ちゃん呼び…可愛い……
「いやぁ、可愛い妹の仕事している姿がどうしても見たくてさ〜！」
「そ、それなら一言先に言ってくれたって！…はぁ…」
Aは何故かため息をして下に俯いてしまった。そんなに兄貴が来るのが嫌なのか？
「Aの兄貴、は、初めまして」
「……ロナルド」
Aの兄貴は俺の名を呼び、ゆっくりとこちらを振り返った。
「殺す」
「ヴェボラッパプボファー！！」
大量のセロリと共に。
続く
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おなご！(プロフ) - 返信ありがとうございます！コメントが少しでも作者様のモチベに繋がるといいなぁと思ってます！更新お疲れ様です！相も変わらず最高でした！書くのは本当に大変だと思いますが引き続き応援してますね！ (2023年2月28日 21時) (
レス) @page32 id: c932391468 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - おなご！さん» ありがとうございます！作った作品にコメントがついたの初めてなのでとても嬉しいです…！これからもどんどん書くので見てくれると嬉しいです〜！！ (2023年2月28日 17時) (レス) id: fc5d930aee (このIDを非表示/違反報告)
おなご！(プロフ) - めちゃくちゃ好きです最高です神作品ありがとうございます！ (2023年2月28日 15時) (レス) @page23 id: c932391468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白玉さん。 x他1人 | 作成日時：2023年1月31日 22時
