【BL】オシドリ夫婦。（仮)【外伝】【名前変換オリジナル】

二 ページ25

『んっ、…ふ…はぁっ…。』

互いに噛みつくように唇を重ねる。
いやらしく立てる音は自分の唾液なのか信長の唾液か、どちらもなのか。絡みつく銀の糸は離れてはまたくっついて。

「…ふ、っん…。」

脳味噌が溶けそうだ。甘過ぎるキスに舌の感覚も可笑しい。

『のぶ、ながっ…んんっはぁ…はっ…』

唇を放せば、銀の糸が互いを繋いでいたが、ぷつりと切れる。

「相変わらず下手くそだな。」

『…うるしゃ、……さい。』

体を起こし、薬を口に入れ水を口に含んでそのまま信長の口に移す。飲み込んだのを確認して口を離した。

…信長も苦いだろうけど、俺の口の中も苦い。

「ッ…。」

珍しく顔を歪めている。面白い面白い。

『早く風邪治せよ。』

信長はフン、と鼻で笑った。

『で、いつになったら離してくれるんだよ。』

「このままでいろ。付き合ってやるんだろう。」

『…わかった。』

俺は信長の胸に顔を埋めた。ドクドクと心臓の鼓動がわかる。俺も身体温まっていたからか眠気に襲われた。

『…好きだよ。』

そっと呟いて瞼を閉じた。





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黒猫様リクエスト
甘々でした。これは甘々なんでしょうか！？風邪を勝手に利用しましたけどこれはいいのでしょうか！？
力不足で申し訳ないです！！
リクエストありがとうございました。

一「キス」→←一「甘々」

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