三四 ページ34
「…落ち込んでるだろうな」
「すごく病んでましたよ。仕方ないですよね」
「
部屋を出て、縁側を通ると庭に信行殿がいた。
「信行殿」
「は、A様……。
今回、申し訳ありません…あれほどお言葉を頂きながら…私は…。やっぱり、私なんて…」
「信行殿、自分を低く見るな。またやり直せばいい。一人でいたって何もかわらないぞ」
信行殿はじっと俺を見ていた。俺は少し笑ってその場を去った。
わからない、歴史が崩れてる。この先どうなる、信長は…1582年まで生きているのか？
「…ああ、分かんねぇ…。教科書通りじゃないのか…！？」
いや、でも所々は合ってる。これじゃあ…信行殿の謀反は時間の問題。
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「信行様、貴方は間違っておられる。貴方は信長様の一生を支えなくてもよろしいのです」
柴田勝家は織田信行の元に来ていた。
「何を言ってるんだ」
「古くの慣習をも切り捨てるような方に一国の主は務まりませぬ。信行様の手で信長様を討つのです」
「黙れ柴田」
「帰蝶様も、信長様に不満をおありでしょう。信行様にきっと味方してくれましょう」
「A様は関係ないだろう」
「そんなことはないでしょう。信行様、貴方は帰蝶様を少なからず好いておられる。帰蝶様も信行様に何ら不満をお持ちではありません」
織田信行はそれを聞き、目を見開いた。その後は何も返さずに、織田信行は柴田勝家の前から去っていった。
織田信行は帰蝶を好いていた。それは大きな穴だった。
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「…大変そーだなぁ。最近アイツ寝てないぞ」
薄く、目の下にくまができてる。いや、あれ目つき悪いから元から黒いのか。(失礼)
「信長さんの心配ですか。素晴らしい」
「ちょっと黙れよ」
「そういえば、先生。自分は弱くないって前に言ってましたけど。人殺してるんですか？」
「ん〜…殺してはいない。怪我させたことはある」
そう言うと、荒川は少しギョッとした。
「あんなに運動嫌いだった先生が…」
「そっちかよ。怖がるかと思ったわ」
「しょうがないですよ。これが戦の世の常になってしまってるんですから。ちょっと哀しいですけど」
「お前はどうするんだ、戦に出るのか」
「…そのときにならないと、わかんないです。」
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愛之助(プロフ) - 安奈さん» その件は存じております、「乱」と記されていたこともあったので初期は乱丸としていますご了承ください。指摘が多かったので、後編の方では蘭丸に変更しました。ご心配ありがとうございます。 (2月21日 19時) (
レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - 森蘭丸のらんは花の蘭だったはずです。ご確認下さい。 (2月21日 19時) (レス) @page17 id: dd0f887606 (このIDを非表示/違反報告)
萩野千紗＠別垢(プロフ) - うふふ…腐腐腐…尊い…腐腐腐腐腐… (2月10日 21時) (レス) @page37 id: 3c14d32f91 (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - あっ文の構成とか何までクソ好きです……オリジナル作品でこんなに良い作品初めて出会いました有難うございます(土下座) (1月21日 17時) (レス) id: 006bd7f18c (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 容音さん» 自分のプロフ見てみたら、通知出来ていないですかね…？説明が下手で申し訳ないです！ (2021年5月17日 0時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大手裏剣
x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/10edaabbfe1/
作成日時：2018年6月26日 14時
