【ハイキュー】私が眠れなくなった日 (ページ21)

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眠れません 21 ページ21

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遂に応接間に着いた

私は速くなった心臓の音と呼吸を落ち着かせるように深呼吸をする

扉を開ける合図を黒尾さんに目で送り、私はその時を待つ

何故緊張しているか？

それは相手が財閥の者であり、見知らぬ者だからだ

そう自問自答して、緊張の理由を明確にする

次に黒尾さんが扉を開けた先には、二つの顔があった

「…！！あ、今日は急にごめんね、俺、どうしても顔を見ておきたくって☆」

……………。

なるほど、と思った

私の目線の先には、俗に言うイケメンがいるらしい

そして、またまた俗に言うウザい人っていうのがいるらしい

私、この人、苦手だ…

直感でそう思うのも無理はないのを頭に理解させる

「ほらほら、そんな所に突っ立ってないで、早くこっちにきてよ！この及川さんと仲良くお喋りできる機会なんてそうそう無いんだからサ☆」

…なんか、よく本に出てくるお金持ちのイメージにピッタリだ

すると、一人の救世主がこの地に降り立った

「おい、ここはお前の屋敷じゃねぇだろうが！少しは慎め、ボゲェ！！」

『【急募】主従関係とは』というスレッドがたつのを脳内に覚えるのだった