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眠れません 16 ページ16
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使用人を紹介すると言って、初めに通った広間までついていくことになった
「あ、申し忘れておりました。私は黒尾です」
急に立ち止まっての自己紹介に、ペコリと小さくお辞儀をし、宜しくお願いしますと言うしかなかった
私が顔を上げると、それでは行きましょうか、と言って歩き始めた
…それにしても広い
もしかすると、いつかではなく今すぐにでも迷子になってしまう程の広さだ
「あっ、黒尾さんとAさまだ！」
あ、さっきの…日向さん？だったっけ？
「今から皆でAさまに自己紹介ですか？」
「おう、今屋敷にいる奴ら全員広間に呼んできてくれ」
え、全員…？
そういえばこの屋敷…使用人の人ってどれくらいいるんだろう
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作者名：キジにぃ | 作成日時：2017年3月14日 22時
