もしもの話【ツイステ】【wrwrd!】【短編集】 (ページ6)

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続きページ6

リリア｢お主は偽りの人格で満足しておったんじゃ。でもお主の仲間はそれじゃあ満足してなかったようじゃぞ？｣

『そんなこと…』

偽りの人格…？
何を言ってるの？僕は僕だよ。
あれ？僕？僕って誰だっけ？
本当は俺だよ。俺。

リリア｢今じゃ！Aがﾀﾋな無い程度で魔法を放つのじゃ！｣

『ぐｯ……』

俺は…使えない子なの…？
だからみんな俺のことを見てくれないのかな…
俺が悪い子だからかな。

リドルみたいにいい子にしてたらお母様も
リドルも、みーんな俺のこと見てくれる？
リドルみたいに…リドル…みたいに…

なんで？僕、リドルみたいにいい子にしてたのに！
リドルより魔法が劣っているから？
どうやったらリドルより魔法が強くなれるの？

何がいけないの…？
もっといい子にしてたら、
もっと頭が良かったら、
もっと、もっと、リドルよりも優れていたら！

みんな………俺を見てくれるの…？

『ん……』

トレイ｢…！A！起きたか！｣

ケイト｢A！！｣

トレイにケイト…
ここは…ハーツラビュル寮

トレイ｢お前がどう思っていたかは知らないが…Aはリドルと比べなくても、充分立派だと思うぞ。｣

ケイト｢そうそうそれにけーくんもトレイくんも他の人たちも、Aのこと見てると思うけどな｣

『…そっか…みんな俺の事見ててくれたから、あの時助けてくれたんだ…』

トレイ｢みんな待ってるし行こうか｣

『うんｯ！ありがとう…』

なんでもっと早く気づかなかったんだろ…
みんな俺の事ちゃんと認識しててくれたんだ。
それも俺単体で…
今になって喜びが込み上げてくるのは…おかしいかな

リドル｢兄さんｯ…！！｣

『わっ…』

リドル…？？
なんで…俺なんかに

リドル｢いままでごめんなさい。兄さんの方が僕よりずっと正しいことをしてたんだ。それなのに、あんなこと言ってごめんなさい。｣

『…なんだぁ…そんなことか…』

リドル｢…？｣

『正直、俺はリドルはまだ俺の事を嫌ってるかと思ってたんだ。』

リドル｢嫌っては…なかったんだ…あの…母さんの束縛から逃れていた兄さんが羨ましくて…｣

あぁ、リドルもお母様の呪いからとかれたのかなぁ…
これからは仲良くやって行けるかな！

fin