０話．問題児との日常 ページ2
。
コ「A！もう朝礼の時間やぞ！！」
コネシマは部屋の扉を叩きながら
何度も呼びかけるが一向に中からの返事はない
しびれを切らして扉をぶっ壊そうとしたとき
「朝からうるさいです…」
部屋の扉がゆっくり開いて
可愛らしい女の子が不機嫌そうな顔で出てきた
眉間にシワが寄り、目は鋭く細められている
コ「煩いやないわ！何時やと思っとんねん！」
「…まだ６時ですよ」
時計を確認してムスッとした顔で答えた
コ「全体朝礼は何時からや！？」
「…わかんないです」
少し考える素振りを見せたが
面倒だと思ったのかすぐに諦めて顔を背ける
コ「６時からや！もう始まっとんねん！！」
「そうですか、もう手遅れですね」
もう手遅れだと気づくや否や
扉を閉めようとしたので瞬時に押さえ阻止した
「離してください、二度寝します」
コ「させるわけないやろ！はよ準備せぇ！！」
扉を閉めようとしているが
寝起きの女の子が力でコネシマに敵うはずがない
「今から行っても間に合いませんってば」
コ「遅れてでも参加せなイメージ悪いやろ！」
扉を開けAを押し退けて
部屋の中に入り床に散らばった軍服を拾い上げる
コ「ほら、はよ着替えろ！」
「…めんどくさいからパスします」
ベッドに寝転んだAの腕を引っ張った
コ「起きて着替えろって言うとんねん！」
「もういいですってば…間に合いませんよ…」
コネシマの手を振り払って
壁側に寝返りを打ち、もぞもぞと毛布に包まる
コ「あかんわ！お前これで何回目や！！」
「もー、うるさい！あんた私のママですか？」
毛布を剥ぎ取って強引に体を起こすと
Aの頭をスパーンっ！と容赦なく叩いた
「…いった！何するんスか！？」
時差で反応して頭を手で抑える
コ「やっと起きたか、はよ着替えて行くで」
コネシマは手に持っていた軍服を押し付けた
コ「待っとるからな」
「ちっ…」
舌打ちしてコネシマを睨み付けるが
その視線をスルーして素早く部屋から出て行く
コ「はぁ…」
小さくため息をついて扉に背を預け座り込んだ
出会った頃は可愛らしくて真面目な子だと
思ったし部隊に入ってしばらくは成績優秀だった
それなのに今は朝礼や合同訓練をサボっている
コ「はぁ…」
またトントンに説教食らうやんけ…
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巫 - どちらのエンディングも面白くて読むのがすごく楽しかったです！素敵な作品ありがとうございました！ (2022年9月1日 0時) (
レス) @page50 id: 8670c70d58 (このIDを非表示/違反報告)
❄️Snow moon🌙 - どっちのENDも好きでした！！本当に好きです！！面白かったです！！ (2022年8月21日 1時) (レス) @page50 id: 18d1ac959a (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - おもろ！！？？この話おもろ！！！！えぇ↑！？（高音）大好き！！（錯乱） (2021年5月27日 0時) (レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - 幹部ENDも復讐END、どちらも感想や思った感情は違いますが凄く好きです！ (2021年5月18日 7時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんちゃん - 復讐エンド爽快で最高でした〜！！！ (2021年3月15日 1時) (レス) id: 9d4e0b3c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年4月6日 16時
