１６話 ページ17
．
ゾ「ん？あいつ医務室から出てるやん」
ゾムは任務帰りで食堂に向かっていると
先を歩く自爆テロをしに来た敵国の軍人を見て
なんで医務室から出ているのか疑問に思った
大「ほんまや、逃げ出したんかな？」
隣に立っていた鬱大先生も彼女を見てそう言う
ゾ「逃げ出したんなら捕まえんと」
大「確かに、ゾム頼むわ〜」
大先生は寝不足で今にも閉じてしまいそうな
まぶたを何とか頑張って開いているところで
目の下の隈がえげつないし捕まえる元気もない
ゾ「おけ、行ってくるわ」
ゾムはそんな大先生の様子を見て駆け出した
駆け寄ってくる足音に気付いたのかAは
後ろを振り返りゾムが走ってきているのを見る
「(え、なんで走ってきてんの？)」
疑問を持ちゾムが自分に向かってきているのを
理解すると慌てて止まるよう声をかけた
「ちょっ、止まってくださ」
ゾムはAにタックルする勢いで突っ込み
腕を拘束して自分のほうに引き寄せる
「痛い痛い！！ちょっと！何するんですか！」
Aは捻られた腕の痛みに声を上げるが
ゾムは聞く耳を持たず大先生に声をかけていた
ゾ「捕まえたでー！」
「ちょっ、はぁ！？」
大先生は「お〜」と言いながら近付いてくる
大「逃げ出したからあかんで〜」
「いや、逃げ出してないんですけど！」
全くもって勘違いである
その言葉を聞いて2人はえ？と顔を見合わせた
「許可出てますよ！」
大「あ、そうなん？」
ゾムは慌てて手を離す
「いった…」
手首をさすりながらゾムを睨みつけた
ゾ「す、すまん…逃げ出したんかと…」
ゾムはその視線から逃げるように目をそらす
Aは「大丈夫です」と言いまた歩き出す
2人はそれをみて再び声をかけた
「なんですか？」
ゾ「どこ行くん？」
ゾムの質問にAは少し考える
「散歩です」
大「んじゃ僕らも行くわ」
大先生がそう言うとAは眉をひそめた
一人で行動したいのに何なん、という目で見る
「何でですか、別に一人で大丈夫です」
大「迷ったら大変やろ？ついて行くわ」
大先生は無理無理Aの横に並んだ
ゾムも横に立ち挟むようにして歩き出した
大「どこ行く？案内でもしよか？」
「…じゃあ、お願いします」
不服そうな顔をしているが気にせずに
基地内を案内することにした
周囲から見れば異質の組み合わせだ
Aは余計なお世話だと心の中で悪態をつく
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なんとなく(プロフ) - 琥珀糖さん» コメントありがとうございます。わざわざ教えて頂いて申し訳ないです…教えて頂いたサイトに確認して参ります。 (2023年5月2日 20時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - なんとなくさん» 匿名R様とらう様ではなくすみせん。以前私も別サイトで同じような作品を見かけたことがありまして…。多分お二人様と同じものだとは思いますが…。プリ小説の、yukiさんという方の、「こんにちは、自爆テロしに来ました」だと思います。 (2023年5月1日 22時) (レス) id: cf2e70fb38 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - 匿名R様、らう様コメントありがとうございます。返信が遅れてすみません、現在自分は他のサイトでは活動しておらず宜しければそのサイト名を教えて頂けると助かります。 (2023年4月12日 18時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
らう - 突然で申し訳ないんですけど、他のサイトにもこのような作品があるんですけど、主さん他のサイトでも活動していらっしゃるんですか? (2022年10月13日 15時) (レス) @page5 id: d093ea2b94 (このIDを非表示/違反報告)
匿名R - 初めまして、突然すみませんが別サイトにて似たような作品がありましたが、主様は別サイトでも活動などしておられますか…？ (2022年4月25日 19時) (レス) @page3 id: 368b9c4177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年12月15日 17時
