１２話 ページ13
．
ヘルメットは床に落ちて派手に音を鳴らした
やってしまった、と頭を抱える
？「ん…？」
ヘルメット男は目を覚まし私を見た
？「Aっ！」
私が起き上がっているのを見ると
その人は勢いよく飛び付いて強く抱き締める
「ぅわっ！」
その人が座っていた椅子が倒れたのか
ガタン！とうるさく音を立てた
「ちょっ」
？「よかった、生きてて良かった…！」
もしかしてこの人泣いてる？
おずおずとその人に手を回して背中をさすった
？「A、A…」
その人は離れると何度も私の名前を呼ぶ
頬に手を伸ばし優しく触れた
紫色の瞳が安心したように私を見つめる
「…しょっぴ」
ふいに思い出した、孤児院で出会った彼の事を
もしかしてこの人ショッピか？
ショ「思い出してくれたんや」
ショッピはあの時と変わらない顔で微笑む
茶髪の猫っ毛に紫色の瞳、ショッピだ
10歳で軍に引き抜かれ孤児院を出た家族の1人
すっかり忘れていた、ショッピで間違いない
「なんで、ショッピがＷ国の軍人に？」
ショ「まぁ、それには色々あって…」
ショッピが苦笑したときカーテンが開いた
入ってきたのは「神」と書いた布らしき物で
顔を隠している高身長の男だ
ペ「起きたんだね、どこか痛む？」
「いえ、今のところは」
その人は私の脈を確認して頷き出ていった
あの人は確か医療班のしんぺい神
どうやら私は敵国の医者に助けられたらしい
ショ「自爆テロしに来たんやろ？」
「そう、出来なかったけどね」
そう言って笑うとショッピは複雑な顔をする
ショ「Ｗ国に一人で自爆テロって凄いな」
「でしょ？我ながら勇気あると思うよ」
久しぶりの再会で会話に花が咲いた
2人で話していると複数の足音が聞こえてくる
その足音は私のベッドの前で止まった
カーテンの向こうで人影が見える、私に来客だ
グ「失礼するゾ」
カーテンを開けたのはグルッペンだった
総統がわざわざ自爆テロの犯人に何の用だ？
グ「体調はどうだ？」
「おかげさまでこの通り元気です」
私がそう言うとグルッペンは不敵に笑う
グ「さて、ここまで看病してやったんだ」
本題に入るのかグルッペンは椅子を持ってきて
そこに腰掛けた、その横にトントンが立つ
グ「俺達に恩を感じないか？」
やけに恩着せがましい、これは何かあるな
「回りくどい言い方はやめてください」
そう言うとグルッペンは笑う
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なんとなく(プロフ) - 琥珀糖さん» コメントありがとうございます。わざわざ教えて頂いて申し訳ないです…教えて頂いたサイトに確認して参ります。 (2023年5月2日 20時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - なんとなくさん» 匿名R様とらう様ではなくすみせん。以前私も別サイトで同じような作品を見かけたことがありまして…。多分お二人様と同じものだとは思いますが…。プリ小説の、yukiさんという方の、「こんにちは、自爆テロしに来ました」だと思います。 (2023年5月1日 22時) (レス) id: cf2e70fb38 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - 匿名R様、らう様コメントありがとうございます。返信が遅れてすみません、現在自分は他のサイトでは活動しておらず宜しければそのサイト名を教えて頂けると助かります。 (2023年4月12日 18時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
らう - 突然で申し訳ないんですけど、他のサイトにもこのような作品があるんですけど、主さん他のサイトでも活動していらっしゃるんですか? (2022年10月13日 15時) (レス) @page5 id: d093ea2b94 (このIDを非表示/違反報告)
匿名R - 初めまして、突然すみませんが別サイトにて似たような作品がありましたが、主様は別サイトでも活動などしておられますか…？ (2022年4月25日 19時) (レス) @page3 id: 368b9c4177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年12月15日 17時
