５４話 ページ7
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大「いいよ、僕が払うから」
「いやそれは流石にダメですよ」
私が財布を出すと大先生はそう言って
自分の財布からお金を出した
自分が食べたものは自分で払うと言うと
大先生はへらっと笑いそれを制した
大「じゃあ次来たときは君が奢ってや」
「…わかりました」
渋々頷き財布を仕舞う
結局大先生に奢ってもらうことになった
大「次楽しみにしてるから」
軍事基地に帰る途中そう言い笑う大先生を見て
楽しみにしててください、と言い笑い返す
「今日はありがとうございました」
基地に帰りついて改めてお礼を言うと
微笑んだ大先生は優しく頭を撫でてきた
大「次はどこ行く？」
「次はガッツリご飯行きましょうよ」
ガッツリか〜と言いながら笑う大先生は
なんだか楽しそうで私はとても嬉しくなった
「Aーーーー！」
大先生と喋りながら歩いていると
前から大きな声で名前を呼ぶゾムさんが見える
猛ダッシュでこちらに近づいてきていた
「あぶな」
危ない、と言い終わらないうちにゾムさんに
激突されてふらつくと大先生に支えられる
ゾ「どこいってたん？俺探してたんやで！」
「すいません、大先生とカフェに」
そう言うとゾムさんは大先生に視線を向けた
大「ゾム、危ないやろ〜」
大先生はさっきの激突を注意する
ゾ「大先生、お前」
大「わかってるから睨まんといてよ〜」
大先生はあの胡散臭い笑みを浮かべて返した
大「僕だってAちゃんと遊びたいもん」
ゾ「遊ぶのはええけどAになんかしたら」
ゾムさんが言い終わらないうちに大先生は
わかったわかった！と言い言葉を制す
大「じゃあまた遊び行こうね」
大先生はヒラヒラ手を振りながら歩いていった
ゾ「…A」
「は、はい」
ゾムさんにしては低いトーンで名前を呼ばれ
謎に緊張して声が上擦った
ゾ「お前、タバコの臭いする」
そういえばカフェで大先生に吹きかけられたな
「大先生のタバコの臭いだと思います」
ゾ「臭い移るくらい近くにおったん？」
廊下のど真ん中で抱きつかれているので
周囲からの視線が集中しているのがわかった
やばい、これ絶対変な噂がたつ
「いや、煙を吹きかけられたので」
ゾ「吹きかけられた？」
ゾムさんは少し離れて私の目を真っ直ぐ見た
「は、はい」
え、なんでこんな尋問みたいになってんの？
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なんとなく(プロフ) - ひなひなひなひなさん» コメントありがとうございます！番外編の更新も頑張りますのでこれからも宜しくお願い致します！！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - 最初にリリーちゃんが悪役になりそうとか思ってた自分をぶんなぐり。。たくはないな。本当に面白かったです！ありがとうございました！番外編も楽しみにしてます！ (2020年4月20日 12時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！番外編も新作が落ち着いたら投稿しますのでそちらでもまた楽しんで頂けたら幸いです (2019年12月19日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
koba-koda(プロフ) - 完結おめでとう！すっごい面白かったです！題名と、話の内容が合いすぎて、最後の、「強すぎて困ってます！」ってところで、泣きましたww (2019年12月19日 1時) (レス) id: 32e8ffc3b6 (このIDを非表示/違反報告)
甘糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！番外編待ってます！ゆっくり更新してください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: fd61314f8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年11月23日 16時
