８９話 ページ42
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医務室に着いて治療を頼むと
しんぺい神にまた？と呆れたような顔をされた
ゾムさんと戦い怪我をするなと言われたばかり
しかも今度は手をかなり深く切ってしまっている
ぺ「今度は何したの？」
「コップを握り潰しました」
Aがそう言うと酷く驚いた顔をされた
ぺ「コップを？何で？」
リ「嫌がらせされて怒ったんですよ〜」
リリーが答えるとペ神は眉をひそめる
ぺ「嫌がらせ？誰に？」
ウ「一般兵っす、集団でいじめてきたんすよ」
ウルフがそう言うとペ神は手当てを終えて
メモ用紙とペンを持った
ペ「詳しく教えてくれるかな」
ウ「わかりました」
Aは手の痛みに顔を歪めているので
代わりにリリーとウルフが先程の件を全て話す
ペ「…なるほど、ありがとう」
ペ神はその紙をポケットに入れた
ペ「それにしてもよく粉砕したね、欠片は？」
リ「食堂のゴミ箱に捨てました〜」
ガラス片はちゃんと集めてゴミ箱に捨てた
自分で割って自分で片付けるってなんか嫌だが
後始末はきちんとしておかなきゃいけない
そう思い2人に手伝ってもらいなんとか片付けた
ペ「痛み止め出しておくからこれ飲んでね」
痛み止めを受け取ってお礼を言い医務室を出る
廊下を歩いているとさっきの件のせいか
沢山の人の視線を集めているが特に気にしない
ウ「明日からどうなると思う？」
ウルフはこちらを見てコソコソ話している
人達を一通り睨み付けながら話を切り出した
「わかんないけど少しはマシになるでしょ」
Aがそう言うとリリーが同意する
食堂であれだけの人の前でかませば
人から人へと話が流れ嫌がらせはなくなる
そう期待していた
実際どうなるかはわからないが今日みたいに
直接手を出してくることは無くなるだろう
リ「あれだけやれば流石に無いでしょ」
リリーが笑いながら答える
確かに、というかなくなって欲しいわ
それから別の話をしながら自室に戻り
ウルフも加わって3人でゲームなんかして
盛り上がっていると部屋の扉がノックされた
ウルフが返事をしながら扉を開ける
ト「すまん、今から会議室来てくれるか」
立っていたのはトントンだった
トントンがわざわざ呼びに来るということは
さっきの食堂の件か？と3人は顔を合わせる
「…わかりました」
Aが了承すると2人も頷いて部屋を出て
トントンの後を追って会議室へと向かった
怒られるかもしれないと不安を抱く
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なんとなく(プロフ) - ひなひなひなひなさん» コメントありがとうございます！番外編の更新も頑張りますのでこれからも宜しくお願い致します！！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - 最初にリリーちゃんが悪役になりそうとか思ってた自分をぶんなぐり。。たくはないな。本当に面白かったです！ありがとうございました！番外編も楽しみにしてます！ (2020年4月20日 12時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！番外編も新作が落ち着いたら投稿しますのでそちらでもまた楽しんで頂けたら幸いです (2019年12月19日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
koba-koda(プロフ) - 完結おめでとう！すっごい面白かったです！題名と、話の内容が合いすぎて、最後の、「強すぎて困ってます！」ってところで、泣きましたww (2019年12月19日 1時) (レス) id: 32e8ffc3b6 (このIDを非表示/違反報告)
甘糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！番外編待ってます！ゆっくり更新してください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: fd61314f8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年11月23日 16時
