５２話 ページ5
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訓練を途中で終わり自室に戻った私は
明日の準備とは一体何をすればいいのか考える
潜入の準備とは、ググりたいなこれ
武器はきっと支給されるだろうし
準備って心の準備ってことかな？精神的な？
「(私で3人目)」
他の人達は誰なんだろう
きっと先輩達か新兵達だけど
みんなきっと優秀で活気溢れる人なんだろう
自分はやる気もなければきっと優秀でもない
ただ力がチート並に強いだけのゴリラですけど
自虐ネタに走りながら日記帳を広げた
そして自分が明日潜入することを書き記す
リリーは前線に出て私は潜入か…
なんか役職で言えば全く正反対な気がする
表舞台で活躍するリリーと裏方の私
情報収集と言っていたがそんなの前線で
D国の軍人を何人か捕まえて情報を聞き出すか
情報処理の人達がハッキングかなんかして
ちゃちゃっと情報を集めた方が効率良くない？
きっと情報収集だけの為に潜入するわけじゃ
なくて何か他の企みがあるはずや…
それがわからないから少しだけ不安だった
しかも潜入のやり方とかも知らないのに
急に明日潜入するから、って無理があるやろ！
悶々と考え込んでいると扉がノックされた
「はい」
返事をしながら扉を開けると立っていたのは
走ってきたのか額に汗を浮かべているウルフだ
「ど、どしたん？」
ウ「俺っ、明日潜入決まった！！！」
ウルフはハツラツとした笑顔で抱きついてくる
勢いが良すぎて一瞬苦しかったが良かったやん
と言いながらウルフの背中を軽く叩いた
ウ「Aもやろ！？」
「うん」
私が頷くとウルフはもう一度抱き締める
ウ「一緒に頑張ろうな！！」
「おう！」
ウルフも一緒なら心強い！
ウルフはひたすら喜んで抱きついたあと
また来るから！と言いながら部屋に戻っていく
「ヒュ〜、大胆やね」
扉を閉めようとしたとき、話しかけられた
大「あれAちゃんの彼氏？」
鬱大先生がニヤニヤしながら聞いてくる
「違います」
否定すると少し残念そうにしてそれからまた
胡散臭い笑みを浮かべて近づいてきた
大「今から時間ある？」
「…まぁ」
私がそう答えると大先生はニコッと笑う
大「じゃあ今からカフェでも行こ」
「わかりました」
着替えるので待っててください、と言い
先に玄関で待っていてもらい急いで準備する
リリーと遊びに行ったときに買った(貰った)
服を着て髪を整えて大先生の元へ向かった
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なんとなく(プロフ) - ひなひなひなひなさん» コメントありがとうございます！番外編の更新も頑張りますのでこれからも宜しくお願い致します！！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - 最初にリリーちゃんが悪役になりそうとか思ってた自分をぶんなぐり。。たくはないな。本当に面白かったです！ありがとうございました！番外編も楽しみにしてます！ (2020年4月20日 12時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！番外編も新作が落ち着いたら投稿しますのでそちらでもまた楽しんで頂けたら幸いです (2019年12月19日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
koba-koda(プロフ) - 完結おめでとう！すっごい面白かったです！題名と、話の内容が合いすぎて、最後の、「強すぎて困ってます！」ってところで、泣きましたww (2019年12月19日 1時) (レス) id: 32e8ffc3b6 (このIDを非表示/違反報告)
甘糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！番外編待ってます！ゆっくり更新してください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: fd61314f8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年11月23日 16時
