７７話 ページ30
．
グ「随分と謙虚だな」
「いえ、ホントに目立ったことはしてません」
国王ぶっ飛ばしたけどそれ以外はあまり
目立ったことはしてない気がする
潜入のはずだったのにいつの間にか乱闘騒ぎに
なっていたのには驚いたけど楽しかったし
グ「ゾムが興奮気味に話していたゾ」
「私のことですか？」
私がそう言うとグルッペンさんは頷く
グ「強いヤツが居ると楽しいようだ」
確かにゾムさん強いひと好きそうやもんな
グ「ゾムの部隊はどうだ？楽しいか？」
「はい、訓練は過酷ですけど充実してます」
訓練内容は過酷を極めてるけど
それなりに充実してるし体力もついた
なりゆきだったけどゾムさんの部隊に入って
良かったなと今は思っている
グ「そうか、実はな」
グルッペンさんが何か話そうとしたとき
バタバタと忙しない足音とともに扉が開いた
？「Aちゃん！助けて〜！」
鬱大先生だ
私を見ると急いでこちらに駆け寄ってくる
「トントンさんから逃げて来たんですか」
大「そう！助けて〜！」
大先生は私の後ろに隠れる
グ「お前また書類出してないのか」
大「あれ、グルちゃん」
大先生はグルッペンさんを見て私の後ろから
ひょこっと顔を出して愛称で呼んだ
大「2人で話してたん？」
「はい」
仲ええなぁと大先生が呟いた
グ「話し相手になって貰っていたんだ」
大「いいなぁ、僕もAちゃんと話したい」
大先生は隠れるのをやめて私の横に座る
「大先生、隠れないと見つかりますよ」
私がそう言うや否や扉が勢いよく開いた
そちらを見ると怒り心頭のトントンさんが
立っていて怒りを通り越して殺気を感じる
大「ひぃっ」
言わんこっちゃない…
大先生は私の腕を掴んだ
ちょっと、私巻き込まないでくださいよ
大「トントンっ、落ち着くんや！」
ト「うっさいわ、落ち着けるわけないやろ！」
私を挟むのやめてくださいよ
グ「避難しよう」
「そうですね」
グルッペンさんの言葉に頷き立とうとするが
大先生にがっちり腕を掴まれていて無理だった
「ちょっ、離してくださいよ！」
大「嫌や！昨日のお返しや！」
ゾムさんの食害に巻き込んだことを
引きずって今私を道ずれにしようとしてやがる
「トントンさん！何とかしてください！」
大「あ！売りやがったな！」
大先生を捕まえてトントンさんに渡した
大「助けてぇ〜〜！！」
大先生…(合掌)
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なんとなく(プロフ) - ひなひなひなひなさん» コメントありがとうございます！番外編の更新も頑張りますのでこれからも宜しくお願い致します！！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - 最初にリリーちゃんが悪役になりそうとか思ってた自分をぶんなぐり。。たくはないな。本当に面白かったです！ありがとうございました！番外編も楽しみにしてます！ (2020年4月20日 12時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！番外編も新作が落ち着いたら投稿しますのでそちらでもまた楽しんで頂けたら幸いです (2019年12月19日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
koba-koda(プロフ) - 完結おめでとう！すっごい面白かったです！題名と、話の内容が合いすぎて、最後の、「強すぎて困ってます！」ってところで、泣きましたww (2019年12月19日 1時) (レス) id: 32e8ffc3b6 (このIDを非表示/違反報告)
甘糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！番外編待ってます！ゆっくり更新してください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: fd61314f8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年11月23日 16時
