６３話 ページ16
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それなりに時間がかかると思っていた初任務は
意外と早く終わり次の日の朝にはもう帰れていた
基地に帰りついて負傷者は医務室に
それ以外は自室に戻って汗を流せと言われ
私は特に負傷もしてないので自室に戻った
「ただいまー」
部屋に入るとリリーの姿はなかった
もう前線に入ったのかな、なんも知らないけど
とりあえず先に風呂に入ろうと思い
返り血がついている戦闘服を洗濯機にぶち込み
汗を流すため風呂に入った
１日ぶりの風呂に入り安堵の息がもれる
湯船に浸かり今頃前線に出ているであろう
リリーのことを考えながら無事を祈った
風呂から上がり部屋着に着替えて机に向かう
いつもみたいに日記を書いてベッドに寝転んだ
「(暇やな…)」
リリーがおらんから部屋がめっちゃ静か…
ウルフは治療中だし何もすることがない
暇すぎて眠たくなってきたので布団を被る
これから寝ようかな、と目を閉じたときだった
部屋の扉が激しくノックされ思わず飛び上がる
「(びっ、ビックリした…！！)」
誰やねんと心の中で呟きベッドを降りて
緩く返事をしながら扉を開けた
？「たしゅけて〜！」
「鬱大先生…」
情けない顔で部屋に飛び込んできたので
何事かと思っていた私の緊張が一気に収まる
とりあえず部屋の扉を閉めた
「何かあったんですか？」
大「トントンのストレスが爆発してん…！」
トントンさんのストレスが爆発した？
何を言ってんだこの人…みたいな目で見ていると
鬱大先生がアタフタしながら説明してくれた
どうやら色々な事があり過労でストレスが溜まり
それが今大爆発したらしい
「何でそんな怯えてるんですか」
大「アレはやばい、ほんまに怖い」
私のベッドに勝手に上がりガタガタと震えている
大先生を見てそんなにか…と少し好奇心に駆られる
一体どんなに怖いのだろう
私は気になって部屋の扉を少しだけ開いた
「いませんよ…？」
扉を開けたまま中の大先生にそう言うと
途端にぶわっと鳥肌が立つほどの殺気を感じた
慌てて廊下に視線を戻すと奥の方から
ゆらゆらと近付いてきている人影が確認出来る
「とっ、トントンさんや…」
手にはギラギラと光る大きな剣を持っており
だいぶ離れているこの距離でも威圧感があった
慌てて扉を閉める
「や、やばいですね」
大「やろ！？」
あれはやばい、大先生が隠れるのもわかる…
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なんとなく(プロフ) - ひなひなひなひなさん» コメントありがとうございます！番外編の更新も頑張りますのでこれからも宜しくお願い致します！！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - 最初にリリーちゃんが悪役になりそうとか思ってた自分をぶんなぐり。。たくはないな。本当に面白かったです！ありがとうございました！番外編も楽しみにしてます！ (2020年4月20日 12時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！番外編も新作が落ち着いたら投稿しますのでそちらでもまた楽しんで頂けたら幸いです (2019年12月19日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
koba-koda(プロフ) - 完結おめでとう！すっごい面白かったです！題名と、話の内容が合いすぎて、最後の、「強すぎて困ってます！」ってところで、泣きましたww (2019年12月19日 1時) (レス) id: 32e8ffc3b6 (このIDを非表示/違反報告)
甘糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！番外編待ってます！ゆっくり更新してください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: fd61314f8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年11月23日 16時
