５９話 ページ12
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先に基地内に侵入したゾムさん達を追いかけて
中に入るとすでに乱闘状態になっていた
あ、あれ？あくまでも潜入じゃなかったっけ？
なんて疑問を持ちつつもゾムさん達を探す
先輩「何でこんな乱闘状態なんや…？」
先輩がぽつひと疑問を呟いた
その疑問に深く頷きながら中を走る
さっきの警備隊2名は無線を入れる前に
倒したはずだから侵入がバレるわけないのに
一体なにがあったんだ…
先輩「ゾムさん達も見当たらんし…」
「とりあえずぶっ飛ばします？」
私がそう言うと先輩はため息をつきながら
ハンドガンを構えてもう一丁を渡してくれる
先輩「ぶっ飛ばしながら探そか」
「はい」
先輩と共に戦いながら奥へ奥へと進んでいくと
特徴的な緑パーカーが視界に入った
「あれゾムさんじゃないっすか？」
先輩も視線を向けゾムさんや、と呟く
2人でゾムさんの方へと駆け寄って行った
乱闘状態にもやっと終わりの兆しが見えたと
安心したがすぐに様子がおかしいことに気付く
「ど、どうし…え？何があったんすか？」
言葉が上手く発せなくなる
ゾムさんの元へ駆け寄った時は返り血だけやと
思っていたがそれは違いゾムさん自身の物だった
先輩「ゾムさん！大丈夫ですか！？」
荒い息のゾムさんを先輩が支える
ゾ「俺は大丈夫や、俺はな」
いや、どう見ても大丈夫じゃないでしょ…
とツッコミかけたときゾムさんが奥を指さした
ゾ「2人重症で1人どっか連れてかれたんや」
先輩「2人重症で1人連れてかれた…？」
ほぼ壊滅的やん、これピンチってやつやん？
なんて呑気に考えてみるがそれどころじゃない
2人重症で1人連れてかれたって絶体絶命やん！
「2人重症…1人…？」
私は急いでゾムさんが指さす方向へ走る
奥の廊下の方に2人が座り込んでいて
慌てて駆け寄り容態を確認する、出血量が多い
先輩「…すまん」
「謝らなくていいですよ」
かなり重症だ、もう動かない方がいいだろう
そして連れてかれた1人は
「ウルフ…」
先輩達が重症、連れて行かれたのはウルフ
連れてかれた先がどこかもわからないし
重症の先輩達は今すぐにでも治療が必要だ
「ウルフが連れて行かれた先わかりますか？」
先輩は首を横に振った
「待っててください、すぐに終わりますから」
先輩達から離れて武器を構える
個人行動は危険だが今はやるしかない
覚悟を決めて走り出した
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なんとなく(プロフ) - ひなひなひなひなさん» コメントありがとうございます！番外編の更新も頑張りますのでこれからも宜しくお願い致します！！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - 最初にリリーちゃんが悪役になりそうとか思ってた自分をぶんなぐり。。たくはないな。本当に面白かったです！ありがとうございました！番外編も楽しみにしてます！ (2020年4月20日 12時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！番外編も新作が落ち着いたら投稿しますのでそちらでもまた楽しんで頂けたら幸いです (2019年12月19日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
koba-koda(プロフ) - 完結おめでとう！すっごい面白かったです！題名と、話の内容が合いすぎて、最後の、「強すぎて困ってます！」ってところで、泣きましたww (2019年12月19日 1時) (レス) id: 32e8ffc3b6 (このIDを非表示/違反報告)
甘糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！番外編待ってます！ゆっくり更新してください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: fd61314f8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年11月23日 16時
