304号室の少女の趣味:アクセサリー作り5 (ページ47)

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レックウザ捕獲計画2 ページ47

NO視点

アメ「こ、来ないで……下さい…」

スピ「おやおや来ないでなんて……

　余程、怖がられてるんですね。私は悲しいですよ」

アメ「えっと、あの……ご、ごめんなさい?」

アメリの発言にわざとらしく下を向いて

落ち込んでいるスピネル。アメリは慌てて謝った

スピ「フフッ、そこまで落ち込んでないので

　 ……むしろ、嬉しいですよ」

アメ「……え、ありがとうございます?」

右手に頬を添えて笑顔でいるスピネルに

アメリはペースが分からず、ぎこちない謎の感謝を述べた

少し後退りをしていたが………

アメ「……!私のリュックをどこやったんですか!」

スピ「あぁ、大丈夫ですよ。それなら全て所持しています」

アメ「……どうしよう」

スピ「ですが、私は怒ってるんですよ、貴方は従順な

　ワンパチみたいに訳隔てなく色々な人と

　接していたのに私には怖がられて求められないで……」

嘘真か分からないが話しているスピネル

を見てアメリは眉を下げて手を伸ばし

スピ「………!?アメリさんの手は小さいですが

　暖かいですね。ですが、そんなに警戒心が

　無いのは大丈夫ですか?」

アメ「なんか、私のせいっぽそうだったし

　スピネルさんは寂しそうなんで今はこれで

　許してくれると嬉しいです」

スピネルの髪の毛は一定のリズムで少しだけ動いている

それはアメリが頭を撫でているからであった

スピ「とても嬉しいです、こんな事を

　毎日して欲しいですね………」

スピ「……このまま、周りを消して私だけしか

　頼れない女性にすれば良いのでしょうか…?」

アメ「……⁉」

スピネルがアウトラインを走り幅跳びで大きく跳んだかの

ような発言は小声だろうとアメリに聞こえてしまった

アメリはスピネルの腕を離れさせ、相手の視線を

逸らさずゆっくりと後退りをする

次の瞬間、アメリは早歩きで反対方向を行く

スピ「無謀な逃げですね……面倒な方向に行ってしまって」

スピネルはそばのスイッチを押す

瞬間1つの明かりは消え、真っ暗になってしまった

次の瞬間物音が聞こえる。ドアノブが回る音だ

そこへ進むアメリは転んでしまった

誰かが入ってきた人の顔は分からなかった

アメ「怖い……怖いよ」

然し、うつ伏せの体は上半身を

優しく上げられ痛みが感じられる程抱きしめられた

フリ「アメリ……!怪我もなくて無事で……」