SOSはワッカネズミから?2 ページ33
NO視点
リコも後を追い立ち止まった場所は
全部通るなら時間がかかる分かれ道だ
アメ「フーパ、リングでいけそう?」
フー「(うーん、暗くてよく分からないから
何処が到着か予測出来ない……)」
そんな中、必死に鳴いていた
ワッカネズミは顔を真っ赤にして倒れた
リコ「大丈夫!?」
アメ「栄養失調かも!?昨日雨風強かったからか
……ちょっとだけ、動ける位に処置する」
アメリは地面にタオルを敷き、リコは優しく
ワッカネズミをタオルの上に置いた
しかし、何かの声が聞こえる。ミブリムの声だ
リコ「ミブリム、外に出たんじゃ!?」
フー「(心配してたんだよ!)」
アメ「ミブリムのそれって……卵?」
リコ「ラッキーの卵だよ、持ってきてくれたんだね!」
ミブリムは分かれ道の中心で震えている
それをリコがフォローする
ミブリムは少し間を開けた途端、右手の方を指した
フー「(ミブリーしか分かんないのか)」
フーパの疑問に自信満々に答えるミブリム
リコも決心してミブリムの後に付いていくようだ
アメ「ワッカネズミの治療はここでやるから。
フーパを手伝ってくれない?」
リコ「うん、分かった。ミブリム、行こう」
何とか、ワッカネズミの治療が終わり
リコの帰りを待っていると突如地震の様な揺れがおきた
アメ「な、なに!?」
フー「(あわわわっ!?い、入口が塞がれたぞ!?)」
アメ「そ、それはリングでも大丈夫そうだけど
……リコが心配だから急いで行こう!」
フー「(おうっ!)」
目の前はデジャブなのか
良くわからないが同じように瓦礫がある
奥からニャオハ達の鳴き声とリコの声が聞こえる
アメ「リコ、そこにいるの!?」
リコ「うん、ミブリムもいないのに
よくここまで来れたね!?」
フー「(オイラの感を舐めてたら困っちゃうぞ!)」
ふふんっとどやをかましているフーパ
アメリは何かを考えている
アメ「………!」
アメ「フーパ、岩を吸い込ませて!」
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作者名：魚介ユッケ | 作成日時：2023年11月27日 6時
