SOSはワッカネズミから?1 ページ32
NO視点
アメ「んー、此処は森だけど……雨が降ってるから………」
アメリは森での様子を観察していた
濡れた土は軽い泥となり、踏めば気色の悪い感触だ
それでも、我関せずと進むアメリ
アメ「ここ……木が折れてる、この下に先が続いてるけど……」
それは大きな巨木だった
昨夜の嵐でこれでもかと言うほど折れている
そんな中、後ろから泥の音混じりの足音が聞こえる
モリ「アメリか?」
アメ「モリー、リコもこんな所で一体……?
あれ、ワッカネズミィ!?」
アメリがワッカネズミの姿を知り、話しかけようとしたが
ワッカネズミは、アメリの足と足の間を通って行った
折れた木の先に向かって鳴いているワッカネズミの声は
木霊するかのように鳴き声が帰ってきた
アメ「そう言えば、ワッカネズミはもう一体いたような……」
リコ「もしかして中にパートナーがいる!?」
モリ「声の感じからすると大分弱ってる、怪我してるかも」
リコ「早く助けてあげなくちゃ」
3人でワッカネズミのパートナー救出作戦を開始する為に
早速邪魔な折れた木を退かす為に押した
然し、女性3人じゃビクともしない
悩んだが、アメリは直ぐにブレスレットを取り出す
アメ「フーパ、出てきて!」
フー「(オイラ、おっでましー!
で、何かバトルでも無さそうだけどどうした?)」
アメ「この巨木の先に行きたいの」
フー「(そんな簡単な事なら
全員連れてってやるんだー……ぞ!)」
フーパは会話中にリングを全員入れて
暫く歩くとワッカネズミが倒れてるのを見つけた
モリーは一足先にリングを潜り治療をしている
フー「(今回もオイラは大活躍だな!)」
アメ「うん、本当にありがとうフーパ……ん?」
これにてワッカネズミの救出は解決するかと思いきや
ワッカネズミは洞窟の奥の方へまだ鳴き続けている
アメ「ごめんリコ、先にモリーに言っといて!
もしかしたら、ワッカネズミなんかじゃなくて……」
アメ「イッカネズミかも!」
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作者名：魚介ユッケ | 作成日時：2023年11月27日 6時
