304号室の少女の趣味:アクセサリー作り5 (ページ23)

今日:16 hit、昨日:10 hit、合計:10,263 hit

荒野のふたり　フリードとキャップ4 ページ23

NO視点

眠ったままの耳に聞こえるのが会話だった

「可愛い」や「檻」などの複数人が何かを話していた

次の瞬間

ガシャンッ

ボスンッ

鉄が擦れた音と乱暴に何かを投げた音がした

その音に反応してアメリは目を覚ましていた

アメ「ん……ってここは?アノクサに………他のポケモン?」

辺りに周囲を見回すとどうやら車の檻の中に入っている様だ

檻の外では少女が暇そうにスマホロトムをいじっている

アメ「リ、リュックは………あるけど、棚が壊れちゃった……」

棚は投げられた影響によって閉まらなくなってしまった

そのせいで歪な形のアクセサリーは

リュックの外から出欠けていた

アメリは周囲を見回してスマホロトムに皆の連絡先に現在地

のピンをさして「アノクサは見つかったけど

私も捕まった。場所はここ」と送信した

アメリが起きていた様子に気がついたのか

少女は檻に近づいて来た

??「ねぇ、あんた起きたんだ」

アメ「そ、そうだよ」

??「ふーん……声も可愛いし、全部可愛いじゃん…………」

アメ「こ、こんな事して何が目的なの」

??「私の目的?そんなの、可愛いポケモンに

　囲まれることに決まってんじゃん。

　でも、アンタにも用?依頼?があるらしいんだよね」

アメ「私に?」

??「そっ、だから”これ”アンタには必要無いでしょ?」

そう言いながら、見せてきたのは歪では無い

アクセサリー達が別のケースで入れられ見せられた

そこには、フーパ達もいた

アメ「だ、駄目っ!それだけは……絶対…」

??「えー、もうアンタ引き取られるんだから

　要らなくない?有効活用してるんだから………

　お喋り飽きた、可愛いポケモンいないの?」

「お、お嬢もう少し、少しに待っていただいて……」

フリ「なーるほど、アメリの連絡通りだったな」