304号室の少女の趣味:アクセサリー作り5 (ページ17)

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それぞれの旅立ち1 ページ17

NO視点

リコ「心配したんだよ……」

全員が集まってテラパゴスの安否を確かめていた

リコはテラパゴスの頭を撫で、テラパゴスはそれに喜んだ

アメ「あれっ、2人共どうしたの?」

座ってなにか聞いているようにしているリコとロイ

アメリは柵に腰掛け事情を聞いた

ダイアナがこの船を降りてしまうことを

リコ「……だから、おばあちゃん次の港で降りるって」

アメ「………そうなんだ、それぞれ自由だけど早いもんだね」

ロイ「…寂しい、リコ?」

リコ「でもそれがいつものおばあちゃんだから」

ロイ「そっか……じゃあさお別れパーティーやろうよ

　カレーとか出し物とかで賑やかに!」

アメ「良いじゃん、リコはどう?」

リコ「私もやりたい!」

ロイ「早速準備だ」

リコ「みんなにも手伝ってもらおう!」

アメ「じゃあ、バレても良いし、バレなくても

　良いから早速やっちゃおう」

アメ「マードック、ちょっといいかい?」

マー「あぁ、どうした?」

何やら材料の準備をしている様子のマードック

必要そうなものを並べている

アメ「ダイアナのパーティーをするんだけど……もしかして」

マー「あぁ、俺も準備しているところだったんだ!」

アメ「じゃあマードック、私とタッグケーキ作ろうよ!」

マー「おっ、いいなそれ!やるなら全力でやるぞ!」

アメ「オー!」

2人は全員で食べ切れるくらいの大きなケーキを作り出した

2人の顔は寂しさなんてものは感じなかった

ただ、目の前のケーキ作りに無我夢中であった