ひとりぼっちのミブリム6 ページ6
NO視点
リコ達はミブリムを連れて初めて出会った山小屋へ戻った
リコはミブリムを優しく下ろし悲しそうな笑顔で
別れを告げた
アメ「リコ、良いの?」
リコ「うん、一緒にいたら怖がっちゃいそうだし」
そう話しているとニャオハとフーパが
ミブリムの前に立ち塞がった
フー「(ミブリー、本当に良いのか?
もう会えないかもしれないぞ?)」
ニャオハとフーパが何か説得しているとミブリムは
後ろに振り向きリコの元へと走り出した
リコ「ミブリム?……一緒に来てくれるの!?」
リコはミブリムを高く上げそう言った
その言葉にミブリムは足をパタパタし喜んでいた
リコ「はぁ…!初めて声が聞こえた!」
アメ「良かったね、リコ」
リコ「うん、アメリ達のお陰だよ!」
フリ「リコ」
フリードが差し出したのはモンスターボールだった
リコはそれを受け取りミブリムに向けて投げるのでは無く
ミブリムの前に近づけた
リコ「一歩踏み出してくれてありがとう
いっぱいあなたに嬉しい気持ちを届けるね」
ミブリムは前に出せれたモンスターボールを触り入った
ぐるぐるとモンスターボールが一定のリズムで動いている
そして
ピコンッ
リコ「ミブリム、ゲットです」
リコはミブリムを出しニャオハとフーパが
ミブリムを近づき握手をした
フリ「ミブリムが心開くなんて大したもんだ」
ロイ「リコじゃなきゃ出来ないよ」
アメ「正に一種の才能だね!」
ミブリムがリコのフードに飛び込みリコが微笑む
次の瞬間リコがハキハキと自信を持った声で話した
リコ「私ポケモンが好き、もっとポケモンの気持ちを
知りたい。だからそんなトレーナーになりたい!」
アメ「すっごい良いよ、リコー!」
アメリがリコに抱きつき2人共
「あははっ」と笑い合っていた
フー「(2人でずるいー!オイラもギュッてする!)」
ロイ「僕もやるー!」
フリ「あっ、お前ら……置いてくなっ!」
4人「「「「うわっ!?」」」」
ロイとフリードが勢い良く抱きついてきたため
バランスを崩しそのまま倒れ込んだ
そのことに全員が笑いあった
アメ「あっははは、気分も空もいい感じー!」
アメリがそういった後4人は暫く山小屋前
笑い合った声が森に木霊した
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作者名：魚介ユッケ | 作成日時：2023年9月11日 7時
