ぬすまれた宝もの4 ページ46
NO視点
フリ「さて、こいつをどうするか?」
アメ「普通に警察に渡したほうがいいんじゃ……」
テペ「へっ、煮るなり焼くなり勝手にしろってんだ!」
ダイ「なら、そうさせてもらおうか!」
別方向からウインディとイキリンコを連れたダイアナがいた
いつもより凛とした声でテペーに向かって言う
2人「「おばあちゃん/ダイアナ!」」
テペ「ダ、ダイアナ……!?」
リコ「古文書の解読してたんじゃ……」
ダイ「あぁ、そうさ。最後まで読んでようやく気づいたよ!」
ダイアナは解読していた古文書を
片手にテペーに向かって見せた
ダイ「あんたに買わされたこの古文書は
真っ赤な偽物だってね!」
持っていた古文書をテペーの前に投げ捨てる
その事にテペーは焦りを隠せなかった
テペ「に、偽物だなんて人聞きが悪いな。
こいつは正真正銘の…!」
ダイ「偽物じゃなければ続きは動画でなんて
書いてある訳ないだろう!昔馴染みの
私によくもこんなものを売り付けてくれたね!」
ダイ「ウインディ、こんがり焼いておしまい!」
そうダイアナが言うと、ウインディは今にも
かえんほうしゃを放出仕掛けている
アメ「さ、流石にやり過ぎだよ!」
ダイ「……全くいつからそんな風になっちまったんだい
昔は発掘に情熱を燃やす冒険者だったじゃない」
ロイ「えっ!?」
話を聞いてみると最初にテペーと
話していたものと同じものを聞かされた
その話にテペーは「へっ!」と不機嫌そうにしていた
しかしダイアナは昔のテペーが
発掘に情熱を注いだ姿を見せた
それを見せたテペーはガックリと自分は向いていないと
言った。しかし、ダイアナは
ダイ「怖いのは最初の一歩だけ
踏み出せば忘れちまうものさ。
あの頃のあんたは今より楽しそうだったよ。
そのポケモン達は冒険で出会った大切な仲間達だろ?」
テペ「……!」
ダイ「その子達に悪事の片棒を担がせるなんて
恥ずかしいとは思わないのかい?」
テペーは自身のポケモンを一体、一体見て目から
涙を溜めていたが直ぐに溢れ、泣いてしまった
そこから後からはテペーは一から出直すようだ
いにしえのモンスターボールを欲しがっていた人を
聞き出せたので次はモンスターボール職人の元へ行くと
全員は一致団結した
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作者名：魚介ユッケ | 作成日時：2023年9月11日 7時
