ひとりぼっちのミブリム5 ページ5
NO視点
アメ「ミブリム?」
ミブリムは展望室で強い雨を見続けていたが
アメリの呼び声にプルプルと震えていた
アメ「怖いよね、ミブリム。私も最初は怖かったよ
何故か追われたり、ここに来たり
訳わかんないことがミブリムと同じか
分からないけどあったの。私はミブリムについて
寄り添えるか分からない、だから……」
アメリはくるっと後ろを向いてエレベーターのボタンを押し
最後に口を開きこう言った
アメ「リコっていう子と一緒にいてね」
優しい声で言ったアメリはエレベーターに乗り
フーパは黙っていたがリングからドーナツを
ミブリムに差し出しアメリの元へ行った
ドッ「めっちゃリラックスしてる……」
全員が見ているのはリコのフード部分に
すやすや寝ているミブリムを見ていた
リコ「疲れてたみたい」
アメ「ふふっ、良かった。……リコに任せて」
リコ「アメリ、なんか言った?」
アメ「ううん、何でも」
ロイ「リコってすごいよな、オリーヴァの時も思ったけど
ミブリムの気持ちも分かるなんて」
リコ「そ、そうかな」
然し、言われたリコの顔はにっこりとして
ミブリムを見ていた
ロイ「良かった、リコが元気になって」
リコ「えっ?私元気なかった?」
ドッ「自覚なしかよ」
アメ「それもリコの良いところだね」
ドッ「人のこと言える?」
アメ「えっ?」
ドッ「はぁ…こっちもかよ」
リコ「そういえばニャオハは?」
見てみるとニャオハがダンボールに頭を
突っ込んでいる姿が視認出来る
ドッ「何やってるんだ?」
リコ「楽しい?」
その問いに対して笑顔をしていたニャオハであった
そこからみんなの笑い声が聞こえる
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作者名：魚介ユッケ | 作成日時：2023年9月11日 7時
