304号室の少女の趣味:アクセサリー作り4 (ページ35)

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テラパゴスの冒険3 ページ35

NO視点

ダイ「これはルシアスの手記。ここには彼が

　冒険の中で出会った人やポケモンが記されている」

本の中身は一回り大きそうな亀の様な

ポケモンと人が描かれていた

リコ「これって……?」

ダイ「テラパゴス、ルシアスが絆を結んだポケモンさ」

アメ「じゃあ、ここに描かれている人は?」

ダイ「そこは詳しく描かれていないんだ、ラクアに

　いたっていうのは載っているんだけどね」

瞬間、テラパゴスが目を覚まし3人の事を見つめている

リコとアメリはテラパゴスを見てから手記に

描かれているテラパゴスをチラチラ見た

アメ「全然違うような……」

ダイ「あぁ、まだエネルギーが足りないのかもしれないね」

リコ「そういえば、オリーヴァとガラルファイヤーに

　出会った時、不思議な光に包まれて

　男の人が見えたの」

ダイ「なんだって!?それはもしや………こんな人

　じゃなかったかい?」

ダイアナは手記から写真を取り出した

古い写真で確かに男の人が写っている

2人「「そう、この人!!」」

ダイ「なるほどね、オリーヴァ達と共鳴したことにより

　テラパゴスの記憶は蘇りポケモンの姿に戻った

　残りの六英雄に会えば本来の力を取り戻すだろう!」

リコ「本来の力…」

ダイ「その時こそラクアへの道が開かれる。

　かつてルシアスが導かれるたように」

そう話しているとテラパゴスが大きく鳴いた

どうやら反応しているようだ

アメ「もしかして、ルシアスって人に会いたいんじゃ…」

ダイ「それで鳴いてるのかい」

リコ「もしかしたら、ラクアっていうところに

　行けば会えると思ってるかも」

ダイ「残念ながらラクアの場所は手記には記されて

　いないんだ。それにルシアスは100年も前の

　トレーナー……会いたくても、もう…………」

言葉が詰まりつまりなっていくダイアナ

リコはテラパゴスを見て眉を潜めたが

直ぐに真剣な表情になった

リコ「それでもこの子の望み叶えてあげたい」

ダイ「リコ……」

アメ「うん、もし会えなくても何か残ってるかもだし

　探す価値はあるよ……ラクアに」

リコ「アメリ……おばあちゃん、私はこの子を

　ラクアに連れて行く!」

リコとアメリの真剣な表情とテラパゴスの

鳴き声が部屋に響き渡った