304号室の少女の趣味:アクセサリー作り4 (ページ29)

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闇夜の強敵(ライバル)2 ページ29

NO視点

塔の上に到着したアメリは肺に酸素が

足りないのか息を荒く吐いている

視点を動かすとアーマーガアが

こちらへ向かっているのが分かる

近づいていく内に後退りしかけたが

大きく息を吸い込み話した

アメ「あの、アメジオ…さん」

アメジ「呼び捨てで構わない。

　やっと、こちらへ来る様になったか?」

アメ「……その話は後にしてくれませんか

　私、ガラル鉱山でガラルファイヤーが出て

　鉱山からトロッコで出れた時

　 ………安心と不安があったんです」

アメジ「………?」

アメ「外に出れた安心と…アメジオとフリードが

　心配だった事です。敵味方関係無くもし

　このままやられてたらって思ってしまって……」

アメジ「アメリ……俺もあいつも今ここにいる

　それでいいだろう」

右手を優しく掴み真っ直ぐアメリの方へ目を見たアメジオ

少し、たじろいていたがはにかんだ顔でアメリは話した

アメ「でも、よかったで………

　えっ、『あいつも今ここにいる』って?」

そうアメリが問いかけると階段を登る音が大きく聞こえた

終始笑顔でずっといるフリードが到着した

フリ「いやー、2人の空間を邪魔する訳も

　いかなかったからさ…………裂く気持ちもあったがな

　どっからバレてたか?」

アメジ「俺と話している間だ。

　後、頭が出てたからバレてたぞ」

フリ「そりゃアドバイスどうも。さっさと返してくんない

　お姫様はこっち側なんだけど?」

アメジ「返す訳が無いだろう。アーマーガア、ぼうふう!」

アメジオはアメリを姫抱きしアーマーガアに乗せ

アーマーガアが翼で強い風をおこし

フリードは華麗に受け身をとり、体制を整えた

フリ「……いいぜ、相手になってやる。

　だが、ここは場所が悪りいな!」

フリードは塔の塀を踏み台にし跳び

リザードンを出し戦いやすい場所へと移動させた