304号室の少女の趣味:アクセサリー作り4 (ページ27)

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古城での再会6 ページ27

NO視点

ダイ「さあ、召し上がれ」

そこには缶詰されていた保存が効く食料ばかりだった

隠れ家の食事と言ったらこれだろうと思い、食べ始めた

ロイ「いっただきまーす」

リコ「みんな缶詰、これって非常食じゃ……」

ダイ「いや、いつも食だよ。食事はこれが1番だ

　皿も洗わなくて便利だろ」

アメ「そう言われたら、火傷とかしないし良いのかな?」

リコ「真に受けちゃ駄目だから」

アメ「ふぅー、気持ちいい」

アメリは夜風に当たりながらフーパを抱いていた

フーパは目を擦りながらアメリの方へと見た

フー「(んぅ、おはよう……)」

アメ「あ、起きた?おはよう」

フー「(それにしても夜風に当たるなんて

　アメリってよっぽど夜が好きなんだな)」

アメ「うん、フーパと初めて会った日は夜なんだもん。

　この先もずっと好きだよ」

フー「(オイラも大好きー!)」

強く抱きしめ合っている中、次の瞬間

ガラパゴスの声が聞こえた

アメ「何があったのかな?」

アメリが中の様子を上から見て、フーパがガラパゴスの

元へ行きミブリムと止めた

ダイ「ラクアか……」

アメ「ラクア?」

ダイ「この世界のどこかにあると信じられている所。

　冒険者ルシアスが目指した楽園。その名はラクア」

フリ「ルシアスが目指した楽園……」

ダイ「あんたも知りたいかい?あたしもさ」

リコ「おばあちゃん…」

ダイアナはゆっくりと立ち上がり

ドアの方へと歩いて行った

ダイ「ちょっと待っといで、あんた達に

　見せたいものがある。取ってくるよ」

リコ「見せたい物って?」

ダイ「ルシアスの史記さ」

アメリはリュックからガラルファイヤーが入った

いにしえのモンスターボールを電気の光に

当てながらじっと見つめていた

次の瞬間、ガラパゴスやニャオハが何かの気配を

察知したのか警戒をしている

フリ「何だ?」

アメリは上から下をキョロキョロと見て、警戒していた

フリ「アメリ、逃げろ!」

アメ「えっ?分かった……ッ!?」

逃げろと言われたアメリは逃げ出そうとしたが

後ろにいたアメジオに手首を捕まれ転びかけた

瞬間、手に持ったいにしえモンスターボールを離し

リコの元へ行ってしまった

フリ「ッ…リザードン!」

アメジ「ソウブレイズ!」

リコとロイは逃げようとしたが行く手を阻まれてしまった

ガラパゴスはアメジオに向かって鳴いた

激闘の火蓋が今ここで開かれた