ある少女の過去3 ページ6
NO視点
盛り上がりが飛び交う中、オニオンに話しかけた少女がいた
ツインテールにパンクな服装、モルペコを連れていた
オニ「あぇ……ご、ごめんなさい。すぐ、泣き止みます!」
??「いやいや、泣いちゃったんなら
泣き止むんまで泣いてもえーのに」
天を仰ぐ様に上を向き涙を溢れないように我慢していたが
少女の言葉に腰を低くして顔を手で覆い、ずっと泣き続けた
パンクな少女は背中を擦り続けていた
??「ん、大丈夫そう?」
オニ「はい……お気遣い有難う御座います」
シャッター前に体育座りするオニオンは
上を見上げて少女に感謝した
??「全然良いよ。あんた、名前は?私はマリィ」
オニ「オ、オニオン…です」
マリ「アニキのバトル夜だったのに
もう終わっちゃったね、家…帰れそ?」
オニ「そ……それは……」
戸惑いながらしどろもどろになるオニオン
マリィは困惑な顔になりながら考えていた
そんな中、何かドタバタと声が飛び交っていた
オニ「えっ!?な、なんなの?」
マリ「アニキのバトルはもう
終わっとうのに一体何の騒ぎや?」
そこにはピカチュウとエースバーンがこちらに向っていた
勢いよく走って行く様子にマリィは
オニオンを庇うように前に出た
マリ「オニオン、ポケモン持ってないんだったら逃げて
ここは食い止めるから!」
オニ「いやっ……あの…そ、その子達は………」
何か言おうとしていたオニオンだったが、攻防戦が始まった
マリィにそんな言葉は聞こえない
どうすればいいのか周りを見ていたが無論人っ子1人いない
ワン「ワンパッ!ワンパッ!」
オニ「ワ、ワンパチ……!」
ゾロ「(オニオーン!ラティアスと
ゼラオラも連れてきたぞ!)」
ゾロゾロと陸でも空からでも来ていることにマリィは
困惑だった。逆にオニオンはゾロアを褒める為に撫でた
マリ「い、いや……どういう関係なん?」
オニ「凄いことがあったから……
言ってなかったけど、僕の……お友達……です」
いざ口に出すと言っていることが
恥ずかしそうに頬を赤らめていた
その発言の後に静かな空間が流れてしまった
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作者名：魚介ユッケ | 作成日時：2023年4月19日 19時
