ある少女の過去 ページ2
オニオン視点
最初の記憶は喜びの声が聞こえた
女の子だ!名前はオニオンよ!そんな声が聞こえた
僕はただ産声を上げるばかりだった
次の記憶は教えの声だった
次の予定は……。此れは出来るよな?そればかり聞こえた
僕は黙って集中するだけだった
次の記憶は罵倒の声
いつまで経っても出来ないこの恥さらし!
オニオンって何も出来ない世間知らずだよな〜。
それが何日も続いた
僕は謝罪を言うばかりだった
それからは叩かれたり
見下される日々が続いた
辛い、辛いよ
父「おい、オニオン。此方に来い」
オニ「は、はい」
父「さっさと来い!この能無し!」
オニ「すみません……」
ジュッ
オニ「あ”ぁ”!いっ………」
兄「タバコの火で熱いって、じゃあ
ひのこだとバーナー並みだな。
お前は世間知らずだから」
弟「ポケモン一匹も持ってない奴なんて
本当に世間知らずだよ、兄さん。アッハハハ」
父「お前が男だったら、幸せだっただろう……なっ!」
ドゴッ
オニ「アガッ!…うぅ……うっ………」
アハハハハハハハ
母「オニオン、来なさい」
オニ「…………」
母「来なさい!ポケモン勝負の勉強をするわよ」
オニ「………はい」
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作者名:魚介ユッケ | 作成日時:2023年4月19日 19時