32話 ページ47
にっかりとわらい、笑いが止まった水仙にアナコンダスープレックス(プロレス技)をした
水仙『ガﾊｯ！！？』
俺と成り代わりに地面に伏せた水仙
ユ「いやぁ、立てなくしてる呪詛解除しちゃダメでしょwww」
水仙「……何故！？何故、呪詛が効かん！？」
ユ「どんなに酷いスプラッター映画でも、何100回も見れば怖くなくなるでしょ、フツー？」
水仙「クソッ！！しょうがない、三日月！！アイツをや」
水仙の声に被さり、別の声がする
『御用改めである！！！』
黒いスーツを着込んだ人々が続々と地下部屋へ入ってくる。
水仙「…………え…………？」
革製の高い靴がなる音が一番奥から来る。
？「はぁ…………これは、取引に響きますな？」
奥から靴音を鳴らしてきたのは俺の幼馴染みであり、団員、大切な家族のきっくんこと、キキョウだった。
ユ「おっせーよ」
数日ぶりに見る団員に俺は笑みを零した
水仙はすぐに黒いスーツ………政府の特別役人に捕まった。
吊るされている三日月も強制的に刀に戻された。
キ「こちらにも利益があると聞き、契約をしていましたが………付喪神も丁寧に扱えない様な所とは少々、契約が荒みますな？」
役人の偉い人がきっくんにペコペコと頭を下げる。
役人「誠に申し訳ありません！今後ともこのような事がないように………」
キ「謝罪すべきなのは私では無いでしょう？こんな出来損ない審神者を送り付けられた刀剣男士の皆様に謝罪すべきでしょう？」
役人「はい、言葉も出ません………」
きっくんは１回溜息をつき役人を押しのけ血みどろ(口だけ)の俺の方に来た。
キ「メンドクセェ……」
そう言い、ながらきっくんは俺にハンカチを渡す、
ハンカチで血を吹きならがら久しぶりにたわいない会話をする。
ユ「あの役人さん赤べこみたいだね。ペコペコして」
キ「ウケる、で、しばらく帰ってこないの？」
ユ「うん、しばらく………ダメか？」
キ「マロナ母さんからの伝言だ。しばらく暴れて来いだとよ」
ユ「ありがとう。」
キ「うまく進むようにこっちで色々しとくからさ」
ユ「マジで恩に着る」
キ「貸しだぜ？後でうまい棒奢れ」
ユ「取っておきのうまい棒用意するぜ(コンポタ)」
キ「じゃあ、またな」
ユ「うん、また、」
きっくんが地下部屋を去る。
それに続いて役人も部屋を出ようとする。
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作者名：メンティスの勇者 | 作成日時：2017年11月17日 19時
