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ユ「………………にっかり、今剣、主命だ。絶対に折れるな。」
青江、今剣「御意」
青江が鯰尾を薙ぎ払い、今剣が畳を蹴り、秋田を攻めた。
水仙「………鳴狐、五虎退……やれ」
仮面が破れ、浅く、首が切れた鳴狐と泣きじゃくった跡がある五虎退が前に現れる。
水仙「………殺せ」
鳴狐「……ッ！……………やだ………！」
五虎退「…ぅぅぅ……うぅ……」
刀を構えた状態で鳴狐は極限の抵抗する。
水仙「…殺せ！！！！」
鳴狐「……ッ…！！………」
鳴狐が悔しそうにこちらに切りかかってきた。
ユ「……宗三、小夜………主命だ。絶対に折れるな」
宗三、小夜「御意」
宗三が風を切り、鳴狐を止め、小夜が五虎退を受ける。
ユ「抵抗はやめては？」
水仙「それはこちらのセリフだ。燭台切、同田貫、殺せ！」
眼帯がついていたハズの部分が抉れた燭台切と腕が裂かれた様な同田貫が前に現れる。
ユ「山姥切、加州、主命だ。絶対に折れるな」
山姥切、加州「御意」
ユ「全、我が刀剣に次ぐ、どの振りも折るな！！」
「「「「「「御意！」」」」」」
剣が擦り合う音の中、微かに水仙の舌打ちが聞こえた。
水仙「前田！！殺れ！」
水仙はそう言い、前田を出すと、部屋から逃げた。
ユ「逃げるんですか〜？」
まぁ、こんな言葉の挑発、今は聞かないと思うが。
前田が畳を蹴り、俺に向かってくる。
下を向いた前田の顔が一瞬見えた。
彼は無表情だった。
気が付いたら、俺の目の前で加州が前田を止めていた。
加州「………主……早く行って。」
ユ「加州……」
加州「早く！！！！」
ユ「加州、すまん！ありがとう！！！」
俺は刀の間を通り、ダッシュで水仙の後を追った。
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作者名：メンティスの勇者 | 作成日時：2017年11月17日 19時
