ゆといのを偶然見てしまう山田氏 -1-

5 kei side ページ5

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裕翔から渡される綺麗になった食器を拭いていく。


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裕「大ちゃん、無事に帰れたかな。」


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慧「んー？」


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裕「服、派手だからバレて大騒ぎになってたらってね...笑」


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慧「あぁ、確かに...笑」


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裕「よし、終わった！」


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俺は拭いた食器を棚にしまう。お風呂洗ってくるね、と裕翔はお風呂場へ行った。俺はリビングのソファーに座ってテレビをつける。


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慧「あ、ゆーと。」


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テレビの中で大好きな人が映った。いつも間近で見てるのに、やっぱりキュンとなる。


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裕「すっごいキラキラした目で見るねぇ。」


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慧「へっ、いつのまに...」


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ソファーの横からじーっと俺を見てたみたい。俺は隣の空いてるところをポンポンと叩けば、そこに裕翔が座り、当たり前のようにお互いの指を絡める。


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裕「何かちょっと恥ずかしいわ、俺が出てる映像をいのちゃんが見てて、それを俺も隣で見るっていう...笑」


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慧「俺的には一石二鳥だよ。テレビの中の裕翔と隣の裕翔を同時に堪能できるんだから...笑」


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裕「えー、それは嫉妬する。隣の俺だけを見てよ...笑」


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慧「ごめん、今は無理...笑」


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裕「ツンデレだ、可愛いわ...笑」


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慧「ふふ...笑」


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