10人の吸血鬼～番外編～ (ページ2)

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修学旅行1 ページ2

今日は年に一度行われる全校での修学旅行の行き先発表の日だった。

教師「えーと…、行き先は、北海道、東京、沖縄になりました～。」

(はじっこと真ん中か～。う～ん…どこに行こう…。)

私は席に座りながら、

北海道東京沖縄

と書かれた黒板を眺める。

『スバルく～ん、どこ行きたい？』

ス「特に決めてない…。」

『ん～…そっかぁ…。』

クラスの人たちは、周りの人たちと喋り始め、騒がしくなっていった。

『北海道は食べ物がおいしいでしょ…、だけど沖縄にもおいしいものがあって、海にも入れるでしょ…。』

スバルくんは悩む私を見ている。

ス(沖縄の方がいいのか…？)

『…でも東京だったらディズニーに行ける…！！千葉だけど！！』

ス(東京でもいいな。)

スバルくんも悩む。

『う～ん…。』

ス「なぁ、A。」

『ん～？』

ス「沖縄にしようぜ。」

『沖縄？うん、いいよ！』

私たちは、沖縄と書かれた下のほうに、自分の名前が書いてあるマグネットを張りつけた。

__________

下校の時間になり、私たちはリムジンへ向かう。

リムジン

『ただいま～！』

ス「…。」

『皆は修学旅行どこ行くの～！？』

ア「オレ様は東京に行くぜ！」

カ「僕もです。」

レ「私は北海道です。」

ラ「ボクは沖縄だよ～♡」

『お～、皆バラバラなんだね～！私は、沖な…。』

沖縄と言う前にカナトくんが遮って言った。

カ「東京です。」

『え…、いや…私、沖な…。』

カ「東京です。」

私は沈黙する。

ス「何で東京なんだよ。」

スバルくんが問う。

カ「僕が変えたからです。」

『ええ…！？』

ス「はぁ！？」

私とスバルくんは驚く。

『…じゃあ…スバルくんは…。』

ア「沖縄にはライトが行くんだってよ。」

ラ「んふ♡Aちゃんの水着を見れないのは残念だけど…、スバルくんよろしくね～♡」

ス「…なんで…、ライトと…。」

ラ「え～、ひどいな～…。」

『あ、シュウはどこ行くの？』

シ「東京…。」

シュウは目をつぶりながら言う。

『わぉ。』

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10人の吸血鬼、番外編シリーズ！
修学旅行編スタート！！✌️