【名探偵コナン】落ちこぼれの強者

Lnvitation(誘い) ページ9

雅side


ぐだぐだになった会議を切り上げ、
昼食を取るため、歩きまわっていた。

すると急に女性の悲鳴が聞こえる。

前方を見ると、男がバックを持ち走ってきていた。
すぐにひったくりだと理解し、その男が自分の横を通りすぎようとした瞬間、雅は男の腕に手を伸ばし、足をかけた。
一瞬にして手をひねりあげ、足をかけたと同時に、盗られたバックを取り返していた。

？:「あー！雅にぃーちゃん」
聞き覚えのある声が背後から聞こえた。

振り返ってみると、あの少年がいた。
コナン:「すごーい。
まるでヒーローみたい。」

雅:「あ、コナンだっけ？」

？:「コナンくーん！」
遠くの方から走ってくる女性達が見える。

コナン:「蘭ねーちゃん!園子ねえーちゃん！」
手を振って大きな声で呼ぶ。

園子:「あたしのバックどうなったの!？」
と言いながらバックを持ちひったくり犯と同じような黒の格好をしている雅を見て、
指をさし、蘭！と女性の名前を呼んだ。

コナン:「あっ;ちょっと待ってこの人は」
言葉を言い終わる前に蘭と呼ばれた女性は、
足を振り上げていた。

蘭:「はあぁぁぁ〜〜!!」
気合いの入った声で振り上げられた足は、
雅の顔めがけ伸びてきた。

しかし、当たる前に雅の手によって
軌道を変えられ勢い良く空をきった。

蘭:(えっ!?)

コナン:「蘭ねーちゃん!!待って」
と蘭と雅の間に割って入る。

その後、誤解を解き、ひったくり犯も警察が連行していった。

蘭&園子:「すみませんでした!!」
と勢いよく下げられた頭を見て、

雅:「いやぁーいいって。よくあるよ。ひったくり犯に間違われることなんか」
と少し根に持ってる様な言い方だった。

コナン:(根に持ってるじゃねーか;)

蘭:「本当にすみません」

雅:「じゃぁうまい飯が食えるとこ紹介してくれるか？昼まだなんだよ。」

園子:「じゃぁポアロにいきましょう!!丁度あたし達もそこでお昼にする予定だったんで！」

雅:「ポアロって？」
少し屈んでコナンに尋ねた。

コナン:「喫茶店だよ。そこのサンドイッチが
すごく美味しいんだよ。」

へぇーと言い、彼女らのオススメのその喫茶店に行くことにした。






サンドイッチに誘われて。

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