屋上のハシダさん。 (ページ13)

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後書きと解説。ページ13

屋上のハシダさん。これにてお仕舞いです。
いかがだったでしょうか。
書いた後にあっこれ思った以上に意味が分かったら怖い話のような世にも奇妙な話のようなものが出来あがっていてびっくりしました。個人的に怖い話ではないと思ってます。

それでは以下に解説を念のために。

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解説
【屋上のハシダさん】の
ハシダは漢字で書くと【橋田】

屋上にいた
きょうださんは漢字で書くと【橋田】

20年前姉にころされたのは【きょうだ】さん。
しかし月日が流れ【屋上の橋田さん】の噂はきょうだではなく【屋上のハシダさん】と呼ばれるようになってしまいます。

だから「ハシダさんですか？」と聞かれても頷くことはありません。

ならなぜ足があるのかと言われましたらそれは
二話にあるように緑谷が正しい判断が出来なくなっているだけで透けてます。足ないです。

そして噂の、気に入って貰えたら未来を変えてくれる話は嘘ではありませんが、きょうださんが求めているのは性格や態度などではありません。

屋上に訪れた理由です。
五話にあるように
「出来るのならやり返したい」と思っていますが
きょうださんの個性では
【命に関わるシナリオ】は作ることが出来ません

つまりやり返すなら【屋上でしぬ】シナリオを持っている人を探すしかありません。

またまたそれを緑谷が持っていたので
シナリオを切り取られ
結果的には未来が変わっただけです。

最終話に出てくる奥村先生が言うように屋上の鍵は何年も開いていません。鍵の有無に気付く前に、きょうださんが話しかけています。

そして奥村先生がきょうださんの姉です。
結婚して名前が変わってしまっています。

やっときてくれたおねーちゃんに緑谷から切り抜いた【私と出会って屋上でしぬ】シナリオを埋め込んだのです。
モチロン、先生だから鍵も持っていますしね。

以上です。解説要らなかったですかね…？

出来たら番外編もどこかで書いてみたいです