03.事情聴取 ページ3
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最初の方は、いるかも？って期待しながら向かってた駅が
いるわけないって諦めムード漂わす駅となってる今日この頃
講義が終わって、さっちゃんと門の前でバイバイして、
歩き始めたら、後ろから名前を呼ばれた
和｢槙田、もう講義終わり？｣
｢うん、そーだけど二宮も？｣
猫背な彼が、冬の寒さに余計縮こまって並ぶ
和｢そー。だから、駅まで聞いてやるよ｣
｢？｣
和｢被害者さんの話？(笑)｣
それが、要するに、私がストーカーで、私が一目惚れした彼がストーカー被害者っていうことを指しているって気づいた時には、1発蹴りを入れたくなった。
けど、我慢した。これも二宮なりの優しさってなんとなく分かったから
｢…気が利くじゃんたまには｣
和｢どんだけ観察してると思ってんの｣
｢私、植物でも昆虫でもないから！てか、きも！！｣
和｢話聞かんぞコラ｣
やいやい言い合うこと、1分間
和｢その被害者さんは、どんな顔なのよ｣
｢いやぁもうね、イケメン。イケメンって言葉あの人が生み出したんだと思うわ｣
和｢違うな。生み出したのは俺だな。ってそんなことはどうでも良くて、イケメンとか抽象的すぎんだよ。なんかねーの特徴とか｣
｢特徴？｣
和｢とんでもなくなで肩とか｣
｢それ櫻井くんだから。てか顔の特徴じゃないから｣
もう、被害者さん呼ばわりすることにつっこむのは面倒くさいからしない。
自分がいないところで若干ディスられてる櫻井くんも気にしない。
ただ。ただ。5分に満たないあの日の彼を思い出す
・
｢…眉毛濃くて、鼻筋通ってて、口もとのホクロがセクシーで、外人さんみたいにスタイル良くて。なんなの、思い出すだけで照れるじゃん｣
和｢…………眉毛濃いい…ねぇ｣
｢でも、めちゃめちゃキリッとだよ？ボサボサしてないよ？｣
和｢うん。知ってる｣
｢！？知ってるとは！｣
和｢別に。野生の勘｣
・
その時は、二宮の勘って意外と当たるから怖いんだよなぁ。なんて呑気なこと考えてた
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來幸(プロフ) - ユキムラ*さん» ユキムラ＊さんありがとうございます。あぁなんて嬉しいお言葉(泣)ただただイケめてる紫さんを書きたかった私なので、満足です(笑)本当にありがとうございました。 (2019年2月27日 8時) (
レス) id: e8a35d3d1e (このIDを非表示/違反報告)
ユキムラ*(プロフ) - コメント失礼します!! 素敵なお話どうもありがとうございました!! 紫くんメインってそもそもあんまりなくて中でもこんな青春ぽいの読んだことなかったのでとても面白かったです！ 大好きな作品になりました。 (2019年2月27日 1時) (レス) id: 45a97fb88e (このIDを非表示/違反報告)
來幸(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます。少々お待ちくださいませ…。嬉しいお言葉ありがとうございます。 (2019年2月26日 20時) (レス) id: e8a35d3d1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 続きをお願いします (2019年2月26日 0時) (レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來幸 | 作成日時：2019年2月17日 23時
