14.ムヒ ページ14
・
よっし、目も腫れてない
鼻水は出てない
仕方ないこと
そう言い聞かせる
そんで、勝ち目がないことに落ち込む
私こんなネガティブだったけ
・
｢……？、？｣
やばい、トイレ出て視線を感じると思ったら、
なんかやっぱ見てる。見られてる。
なるべーく、目を合わさないように戻ろうとしたとき
雅｢…あ！やっぱりそーだ！君！かわい子ちゃんだ！｣
｢…は？・・・あー！あの、えっと、相葉ちゃんさん？｣
そう言うと、クシャーっと目じりにしわを寄せた全開スマイルで
雅｢そーです！相葉ちゃんさんです！｣
ま、まぶしすぎ
・
あのねずーーーーーーーっと話してみたかったんだよね
って言われたのは、近くにある自動販売機でおしるこを買って近くの椅子に座ってからだった
｢…なんで、私と？｣
雅｢だって松潤に一目惚れしましたって言ったんでしょ！？すごいよ！俺！それ聞いてしびれたんだから！｣
｢…はぁどうも(笑)｣
雅｢…え！今日松潤いるじゃん！俺呼んでく、｣
｢大丈夫です！！！｣
多分、相葉ちゃんさんは人の気持ち読み取るのがうまいんだと思う
私の大丈夫が照れからではなく、何かあったんだって。
雅｢…俺、なんでも聞くよ！｣
そうじゃないと、こんな言葉そう簡単には出ないよ…
・
・
・
｢・・・ってな感じです。かんっぺき私の思い上がりです｣
さっきの出来事、簡単に話した
さすがに私の脳内での松潤さんに対する愛は、話さなかったけど…
私が話してる最中も、うんうんと目をそらさずに聞いてくれる相葉ちゃんさんは予想通りいい人だった
雅｢そっかぁ、辛かったんだね｣
｢…、はい。でもなんか私みたいな立場で何言ってんだ？って感じですよね｣
雅｢なんでー？｣
｢だって私、一目惚れだし、なんも知らないまんま好きになっちゃって｣
雅｢十分じゃん｣
｢、｣
雅｢かわい子ちゃんの話聞いて、松潤が好きっていうのめーーーっちゃ伝わったよ？俺、超嬉しいもん！｣
｢……、｣
雅｢ほら！十分じゃない？｣
なんだろうな、このクシャッとした笑顔見たら、さっきまでの劣等感や、絶望感が
スーーっと少しずつ溶けていく
なんていうのかな、ムヒ的な
塗ったらスーーっと、うざったい痒さが消えていく的な？
あー例えにセンスが無さすぎる
雅｢…あとね、松潤彼女いないよ？｣
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來幸(プロフ) - ユキムラ*さん» ユキムラ＊さんありがとうございます。あぁなんて嬉しいお言葉(泣)ただただイケめてる紫さんを書きたかった私なので、満足です(笑)本当にありがとうございました。 (2019年2月27日 8時) (
レス) id: e8a35d3d1e (このIDを非表示/違反報告)
ユキムラ*(プロフ) - コメント失礼します!! 素敵なお話どうもありがとうございました!! 紫くんメインってそもそもあんまりなくて中でもこんな青春ぽいの読んだことなかったのでとても面白かったです！ 大好きな作品になりました。 (2019年2月27日 1時) (レス) id: 45a97fb88e (このIDを非表示/違反報告)
來幸(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます。少々お待ちくださいませ…。嬉しいお言葉ありがとうございます。 (2019年2月26日 20時) (レス) id: e8a35d3d1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 続きをお願いします (2019年2月26日 0時) (レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來幸 | 作成日時：2019年2月17日 23時
