13.『隣』 ページ13
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あぁ、…私完全除け者だ
って思ったのは、彼女が、松潤さんのニットの端をぎゅっと掴んでいたから
・・・この子も、私と同じように…好きなんだ
なんて、そんなのすぐ分かる
瞳がもう、あなたが好きですって。
輝いてんだもん。
・
潤｢…あとちょっとしたら行くから先…行っといて？｣
カ｢…えー相葉ちゃん待ってるから呼びに来たのにぃ｣
そこには2人だけの空間が存在していて、私が入る隙間なんてさらさらない
なんだか、気を遣わせてしまって申し訳ないなぁ
カ｢…で、あのーどーゆー関係ですか？｣
｢…え、あ、えっとその｣
一目惚れしました
なんて言ったらどうなるんだろう
私に向けた、この、盗らないでっていう必死な目が、もっと鋭くなるのかなぁ
潤｢…、なんにもないよ。ただ、本取ってあげただけ｣
｢、｣
カ｢え？そおなの？じゃあ戻ろうよ｣
グサってきた今の
事実しか述べてないはずなのに、どうしてこんなに泣きたくなるんだ
そりゃそおなんだよ
こんな出来た人なんだ、彼女がいてもおかしくない
てかむしろいない方がおかしいんじゃないかってくらい
さっちゃんが言うように、そう世界は上手く回ってない
こんな、カッコよくて優しい人の隣には、
誰もが羨むようなお姫様みたいな子が並ぶんだよ
私じゃない
そう言われているようだった
｢…あの、失礼します｣
待って！っていう松潤さんの声が聞こえたけど、振り向かなかった
振り向けなかった
だってあなたの隣には、いるんだもん
カ｢潤、戻ろ？｣
私より長い月日を経て、あなたのことを好きな人が
・
・
・
さ｢おかえり…って遅かったね？ん？どし、｣
｢ちょっと、トイレ行ってくるね｣
耐えろ耐えろ耐えろ
泣くな泣くな泣くな
バタン…
｢…ふぅ｣
松潤さんを好きになるってきっとこういうこと
流すのは1粒で十分
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來幸(プロフ) - ユキムラ*さん» ユキムラ＊さんありがとうございます。あぁなんて嬉しいお言葉(泣)ただただイケめてる紫さんを書きたかった私なので、満足です(笑)本当にありがとうございました。 (2019年2月27日 8時) (
レス) id: e8a35d3d1e (このIDを非表示/違反報告)
ユキムラ*(プロフ) - コメント失礼します!! 素敵なお話どうもありがとうございました!! 紫くんメインってそもそもあんまりなくて中でもこんな青春ぽいの読んだことなかったのでとても面白かったです！ 大好きな作品になりました。 (2019年2月27日 1時) (レス) id: 45a97fb88e (このIDを非表示/違反報告)
來幸(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます。少々お待ちくださいませ…。嬉しいお言葉ありがとうございます。 (2019年2月26日 20時) (レス) id: e8a35d3d1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 続きをお願いします (2019年2月26日 0時) (レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來幸 | 作成日時：2019年2月17日 23時
