02.ストーカー ページ2
・
あの、奇跡を信じ始めた、あの日から
1週間が経とうとしてた
・
毎朝、毎朝。
あの日と、同じ時間、同じ場所、同じ気持ちで、
同じ人を待ち焦がれているのだけれど。
あぁ奇跡って、言うほど簡単に起こらないんだなって
まぁ奇跡を甘く見すぎた私が悪い
・
さ｢いやいやいや、それ。ストーカーじゃん？｣
｢…え｣
お昼がきたことにウキウキしながらも、毎朝のルーティンがなかなか報われないことを肩を落としながら、さっちゃんに話したら、グサッとくる言葉を言われて箸を落とした。
え・・・私、今ストーカーしてる？
｢やだ、やだよう(泣)そんなの信じたくない。私、私ストーカーしてたなんて、もう親に会えない(泣)｣
｢何(笑)
よいしょと隣に座る彼は、二宮和也。
同じ学部で、なんかわかんないけど話すようになって、普段は私をバカにするのが趣味ですみたいな顔してるけど、まぁなんだかんだ頼りになるやつ。
さ｢名前も分かんない、どこの大学かも分かんない、そんな人好きになって、告白したんだって。…えっとー好きになって…？｣
｢次の日っす｣
さっちゃんの説明に、敬礼しながら付け足した
ここまできたら、開き直るしかないじゃん？的なね。
和｢…いや、おまえさー、｣
｢いや、だって！好きって言ったし！隠れてないし！堂々とだし！もうなんなら、捕まってもいいし！｣
和｢最後のはよく分かんねー(笑)｣
ケラケラと、いつも通り二宮が笑ってくれるから、内心安心。
ここでガチのドン引きされたら、ストーカー認めざるを得ないじゃん。
3分間っていう約束を含め、二宮に1からあの日の朝を語る
さ｢二宮くん的にどーよ。これセーフライン？アウト？｣
さっちゃんがきわどめの質問をした
死を覚悟…した
しかし、ここで私は初めて二宮を見直す。男として
・
和｢…フツー、ストーカーとは約束なんてしないよね｣
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來幸(プロフ) - ユキムラ*さん» ユキムラ＊さんありがとうございます。あぁなんて嬉しいお言葉(泣)ただただイケめてる紫さんを書きたかった私なので、満足です(笑)本当にありがとうございました。 (2019年2月27日 8時) (
レス) id: e8a35d3d1e (このIDを非表示/違反報告)
ユキムラ*(プロフ) - コメント失礼します!! 素敵なお話どうもありがとうございました!! 紫くんメインってそもそもあんまりなくて中でもこんな青春ぽいの読んだことなかったのでとても面白かったです！ 大好きな作品になりました。 (2019年2月27日 1時) (レス) id: 45a97fb88e (このIDを非表示/違反報告)
來幸(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます。少々お待ちくださいませ…。嬉しいお言葉ありがとうございます。 (2019年2月26日 20時) (レス) id: e8a35d3d1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 続きをお願いします (2019年2月26日 0時) (レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來幸 | 作成日時：2019年2月17日 23時
