【小説】ゴミのような、二個目の僕らの世界。【本編】

83_進道榛【世界を消したい】 ページ39

冷蔵庫の中には野菜やら肉やらなんやら色々入っている。
腹減ったつっても、そんなに重いメニューじゃなくていいんだよな……


榛『……軽くパウンドケーキでも作るか。』


作業工程は割愛させてもらうが、
簡単に言うと粉入れてバター入れて卵入れて混ぜて型に入れたところだ。
……雑？気にすんな。


榛『後はオーブンに入れて待てばいいな。』


焼いてる間は本でも読んでるかな……
片付けを済ませてからリビングに戻ると、子供等が集まっている。
……なんでだ？あ、そろそろ昼時だからか。
監視員が来てからだいぶ時間経ってたんだな……気づかなかったな。


零「ねぇ榛。少し話したいことがあるんだ。」

榛『なんだ？』


後ろから零に話しかけられる。
雰囲気的に、どうやら真面目な話のようだ。


零「あの、さ、ここから…」





脱出しない?





榛『……急にどうした？』


急に言われたその言葉に、処理が追いつかなかった俺はこう返すしかなかった。


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短めです。
零ちゃんお借りしました。

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