【小説】ゴミのような、二個目の僕らの世界。【本編】

73_宮崎零　【世界を救いたい】 ページ29

あーあ、オズにばれた。
白々しかったかなぁ、私。

「チッ」

軽く舌打ちをする

まぁいいや。

布団に潜り今後について考える
誰を利用しようかな。
いや、味方？
もうめんどい。

あ、寝れない
まぁそれもそうか。
監視員の時のために
力はとっておきたいしな。
うん。まぁいいや。

まず紙を用意します(ﾊｧﾄ
人型に切ります(ﾊｧﾄ
力を使って半強制的に
意思を与えます(ﾊｧﾄ
パワハラ？知らん。

な、なんと

うごくんです(ﾊｧﾄ

ワァ。気色わる。
鳥型に切って…

飛ぶ？

次は立体？
・

・

・

・

・

・

・

・
そんなことをしていたら…

「あ、やばい朝。」

ｶﾞﾀｯ…ﾀﾞﾝ！

「ぐへぇ…」

力は残り…知るかんなもん。
乱用じゃ乱用。
ｶﾞﾁｬ…

「…朝からどうした？」

寝れないから遊んでたなんて言えないね！

「早く起きたんだけど、ガタッって音がしたから
それにおどろいちゃって僕、椅子から落ちた」

倒れたまんまで榛に言う

「寝れなかったんだろ。おまえの
万年隈がさらに濃くなってるぞ。」

「まーそうともいうかな…
ところで監視員は？」

起きあがりながら問う

「まだ来てない」

よかった、僕も見たいからね

「ふーん、じゃ、また後で」

「あぁ。またな」

ソファに寝そべりながらヘッドフォンをつけ、
音楽をながす。これはたしかくらしっく？
あ、着替えよ。
…ていうかなんでCDあるの？
要らないから捨てたよね？
まぁいいか。潰そ。
なるべく体を見ないように着替える
ナイフ？仕込み扇子？持っていかないよ？
監視員には秘密だからね。だからズボン。
パーカーとスカートを洗濯機に持っていく
洗濯機のある部屋は女子と男子で分かれている
あたりまえだろ。

もちろん女の方にいれるからね！？
んー、洗濯まわそうかな
分量通りの洗剤をカップに注いではめる

ｳｲﾝｳｲﾝｳｲﾝ
パンを食べながらまつ
▼▽一時間後▽▼
ﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯ
干すのはまかせ、部屋で待機
聴力を無理矢理上げて玄関付近の音を聞き取る

ｶﾞﾁｬ…

来た！
リビングに向かった

74_如月霞【世界を変えたかった】→←72_続き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す