この音響かせ!! 【なにわ男子】 (ページ44)

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#39　最後の夜ページ44

月海 side

今日はなにわ男子が垢街町にる、最後の夜。
明日は休日だから、吹奏楽部皆でお見送り。
三か月に及ぶなにわ男子の滞在はもう終わり。

和也「あ！お帰り！待ってたよ！」

この声を直接聞けるのはもうないだろうな。

今夜の晩御飯は和君が作ってくれる。
「最後やし、気合いれてつくるわ！」

丈一郎「大橋！喋ってないで作れや！」

この二人、丈橋ペアの絡みも、もう……。

丈一郎「今日な、大橋気合入れすぎて沢山作りそうな予感するんやけど。」

もうこの光景は見る事はない。
樹恵に見せられたYouTubeの絡みがまさか本当に見られるなんて……！

思い出すと、速かったなぁ。

和也「できたでぇ！」

*

月海「んと……。」

俺は明日丈に渡す手紙を書いていた。
泣くつもりなかったけど、便せんにははっきりと涙の跡が。

どんな言葉でも表せない気持ちを自分なりに手紙を書いたつもりだ。
俺にはこの気持ちが分かんない。
上手くなんて書けてないけど、丈、貴方に届きますように。
明日以降、丈たちが帰って、俺はどうなるのだろうか。
毎日部活をやっていける？
もういなくなるんんだ、と思うと気持ちに余裕がない。
あの時、もっとこんな事にはならなかった。と思う日も少なくない。
ずっと後悔している時もあった。

……なのに。
そんな俺を丈は。
「大丈夫や。」

こう言って何時も気持ちも全て落ち着かせてくれた。

貴方がいなくなったら、寂しくなるな。
もう会えなくなったとしても
これからもなにわ男子、丈橋、そして藤原丈一郎を応援する。
俺はこれからも貴方を……。

あの日、あの時、俺にくれたテッシュ、笑顔、全て。
どんなに部活を止めたくなっても、踏みとどまることができた。
「丈だって苦労してきた。後輩の後ろで踊ることになっても、最後列で踊っててもジャニーズを止めなかった。どんなに辛くてもデビューを目指して頑張ってきたんだ。
俺如きでクヨクヨしてらんねぇ。」
ってね。

先が見えない、明日が保証されない、俺達だから。

丈がいた。それだけで、強くなれた。

……眠くなってきた。

本当に大阪に帰ってほしくないなぁ……。

【三日月島のどんちゃん騒ぎ】

はーい、どもども！三日月島でーす！
最近雑談できてなくてすみません。
大会、テストで忙しかったので……
で、僕は明日から冬休みなので、
ネット！ではなく、勉強です……
まぁ、皆さんもがんばっぺ！