＃11 俺と光、夜間中学。 ページ14
その日の夜、少しだけ買い物を頼まれた。
19:30、まだ大丈夫。
藤原さんが着いていくで、と言うので。
そしたら大橋さんも「護衛やぁ!」って。
護衛なんて、必要ないのに。
俺の家のある住宅街。
「外光通り」と言われている通りを３人で歩く。
ただ、無言が続く。
何時も煩い(面白い)丈橋ペアと言われている二人だけど。
街灯が照らす、夜。
コンビニに行くんだけど。
向こうから、見慣れた人影が。
月海「あれ?!光!」
光「あー、月海……!」
彼女は若西光。
ショートボブにタレ目、おっとりとした感じでロリータ系が大好き。
“いつメン”の中で、唯一、隣の海崖街の海崖中学校に行ってる。
月海「光、これから学校かい?」
光「うん!」
和也「……え……?学校……?」
月海「頑張ってね、友達は出来たの?」
光「うん。好きな漫画が同じ子がいてね、仲良くなれたの。」
月海「良かったじゃん!」
まあ、何故こんな夜なのに学校に光は行くのか。
大橋さんや藤原さんがビックリする事も仕方ない。
何故なら、海崖中学校は、夜間中学だからだ。
海崖街はあと、もう一つ、海崖賛歌中学校という中学校がある。
その学校は、昼間中学校。
俺達の住む垢街街より都会なんだ、少しだけ。
光は、事情があって、入学した。
塾の帰りとかにもたまに会うんだ。
藤原さんと大橋さんは初めてあうからね。
俺の友達だよ。
月海「紹介します。若西光ちゃんです。」
光「ど、どうも。」
和也「こんにちは〜!」
丈一郎「こんばんはーやなくてこんばんはやろ!」
光「ｳﾌﾌこんばんは。そろそろ学校だから、月海、またね!」
月海「またねー頑張ってね!」
丈橋ペアことお二人さんは、悟ったかな。
光の事情を。
＃12 樹恵とボケ倒すバカ二人。→←#10 パピーとご対面しよう、丈橋ペアさん。
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーメンバー
藤原丈一郎
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：三日月島 | 作成日時：2021年5月8日 16時
