敬意 ページ27
「三宮葵さん、あなたがなぜここに?」
十条はひどく驚いている
三宮__
五士や十条とも並ぶ柊家を補佐する名家の一つ
「どうぞお入りください。」
暮人は手を組んで待機している。一方で姉さんはソファーに座ってこちらに手を振っている
「校長気どりか?」
Aside
この生意気さは一体誰に似たのか
「遅刻だぞ。次からは罰則を与える」
「例えば?」
「お前の従者を一人ずつ殺していく」
グレンの皮肉な笑顔は消え真面目な顔に変わった。
「わかった」
「その場合は私は殺されるの?」
弟をいじめた皮肉に笑いながら言ってやった
「そうだな、殺すなら最後にしてやる」
最後ねぇ、
それは優しさなのかはたまた罰なのか。
「数時間前の迎えに来てくれる約束はどこにいったのよ」
聞こえないよう小さな声で言ったが聞こえていたようで
「それなら殺す前に迎えにいってやるよ」
「ちょっと、痴話喧嘩なら個人でやってくれない?」
なんて会話をしているうちに三宮葵が紅茶を持ってきた。
「暮人様とA様のお飲みになりますか?」
「もらうよ」
「私もいただきます」
「お客の前に暮人兄さんが飲むの?その教育はどうかとおもうけどなぁ」
暮人は紅茶を飲みながら答える
「おまえらは客じゃないが。」
「俺は従順な部下には敬意を払うほうだ、だから紅茶を出している」
「これが敬意だってさ」
「安い敬意だな」
「グレンも深夜様もやめてくれって」
五士典人が必死に止めようとする。
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ユリア(プロフ) - 面白かったです!続きを楽しみにしています!! (2023年2月17日 2時) (レス) @page38 id: fd5f2c1d92 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新お願いします (2022年8月12日 22時) (レス) @page38 id: a10ab27aa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日目 x他3人 | 作成日時:2019年5月12日 1時