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理解 始まり ページ4

「ねえ、
全然話についてけないんだけど?」



部活後、ジルド(なんでこの名前が出てきたのか分かんないけど)に昇降口で呼び止められて、
私達やあの男のことについて色んな話をされた。

正直おとぎ話にしか思えないけど、
彼の瞳は真剣そのものだった。



『まあ、話しに乗ってあげてもいいかな
こんな人生どうなってもいいし。
それに…
こんなに真剣そうな人久しぶりに見た
1回でいいから死ぬほど誰かと一緒に
頑張ってみたかったし笑』

「さすがカーリーだね!
昔と少しも変わってないや! (まあ、違うは違うけど…)





「はぁ、心読んで会話進めんのやめてくれるかなぁ(苦笑)
あと私、カーリーじゃないから」



「あっごめんねっ、つい…
でもさっ、カッ…あっえっと、君さ、
ちゃんと思ってること言ってくれないじゃん…
心読まないと分から、ない、から…」

所々申し訳なさそうに、でも芯の通った口調で彼は言葉を紡いだ。







なんであんたにそこまで言われなきゃなんないのよ
と、思いつつ
利用するために気を使われ続けてきた私にとっては正直に話してくれる彼のような存在は貴重だった。





だからか、いつしか
彼になら本音を話せる
彼から信用出来る
彼となら自分が求めていた人生が手にできる
そんな感情が芽生えていた

つまりは、認めたくないが、彼を信用し始めていた。









『ひっどいなぁ〜僕は置いてけぼりかい?ニヤリ』


ーーーくっ、あっぐあ゛ぁぁ


また、頭に響く声、あの、時の…





「カーリー!僕の手をとって!信じてっ!」

私は半分無意識に彼の、ジルドのもとへ手を伸ばしていた









「へぇ、君、その子に頼るんだ」



ーーーくっあぁっ

「何よ…」

あぁ、そっか、私は誰かに頼って上手くいった事なんて無い、むしろ、相手を不快にしてしまう…

彼が例外なわけない、
彼、に、負担だと、思われ、たく、ない、

そもそも、私なんかが、誰かに頼っていいわけっ









ないんだったーーーー









そうだよ。だから言ってるでしょ、
君はこちら側にいるべきなんだって

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設定タグ:恋愛 , 人外 , 学園物   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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Ririra(プロフ) - アルストロメリアさん» ありがとうございます!とても嬉しいです。あと、Ririaという名前でログインしたので、これからはこの名前で投稿させて頂こうと思います。よろしくお願いいたします! (2018年3月16日 18時) (レス) id: 0070a3ee37 (このIDを非表示/違反報告)
Ririra(プロフ) - 菖蒲さん» ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!頑張って連載しようと思うのでよろしくお願いいたします。 (2018年3月16日 18時) (レス) id: 0070a3ee37 (このIDを非表示/違反報告)
アルストロメリア - 主人公がどうなるのか?展開が楽しみですね!! (2018年3月11日 2時) (レス) id: 1b68416b78 (このIDを非表示/違反報告)
菖蒲 - 更新頑張ってください!プロローグの時点で面白いので! (2018年3月10日 1時) (レス) id: efadc85eb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Riria         | 作成日時:2018年1月25日 23時

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