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第35話 ページ35





目の前には物凄い数の団子が並んでいる。



「ん〜〜!美味しいわ〜〜!」



そう、今日は待ちに待った女子会の日!
三人とも今日は隊服ではなく、お洒落をしようという事でお気に入りの着物を着て集まった。


こうしていると本当に私達が鬼狩りをしているだなんて忘れてしまいそうだ。
勿論、日輪刀は隠し持ち歩いているけども。


皆で団子を頬張りながら、どこの店のあれが可愛かったとか、最近の流行りはあれだとか他愛もない話をしていた。



「それで!本題よ!」

「…本題?」



串でタァン!と小気味よい音をさせながら机を叩いた蜜璃ちゃんの言葉に首を傾げる。
はて。今日は大事な話があっただろうか。



「Aちゃん!」

「ん?」



ご指名されてしまって団子を食べる手が止まる。
そのまま串でこちらを勢いよく指す蜜璃ちゃん。
思わず刺さるかと思って吃驚した。



「煉獄さんとはどこまでいったの!?」

「んぐ!」

「あらあら」

「どっ、どこまでとは!?ていうか、それ本題!?」



咀嚼していた団子が喉に詰まりそうになりながらもなんとか飲み込んだ。


いやまさかそんな話になるとは思わないじゃん!?



「本題よ!私、気になって夜も眠れなかったんだから!」

「夜は任務ですもんね」

「もう!しのぶちゃん!」

「まあ、でも私もそこは気になりますね。傍から見てもわかるくらいの両想いなのに…一向に進展が見えないんですもの」

「えーと、うーん…」



正直全て話すのは恥ずかしくて嫌だけど、二人の興味津々の顔と、久しぶりの女子会だし、という事もあってぽつぽつと話し出す。



「…ていうことが、ありました…」

「きゃー!なにそれ!きゅんきゅんしちゃう〜〜!」

「煉獄さん、やっとですか…」



簡単に話そうと思ったんだけれども根掘り葉掘り聞かれて全て詳細に話してしまった。
恥ずかしすぎて穴があったら入りたいくらいです。


顔を手で覆う私の背中を興奮しながらバシバシと叩く蜜璃ちゃんと、満面の笑みでこちらを見るしのぶちゃん。



「この間の煉獄さんが血鬼術にかかってしまった件もよぉくわかりました」

「…私のせいでお手を煩わせまして…」

「いえいえ!そんな事で油断する煉獄さんが悪いんですよ」

「ちっちゃくなっちゃった煉獄さん見たかったわぁ!」

「すごく可愛かったです」



ずず、とお茶を啜った。

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青葉(プロフ) - 莉子さん» そんな風に言って頂けるなんてありがとうございます!とても励みになります´ω`* 頑張ります!! (2021年3月1日 23時) (レス) id: be645905ff (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - 先程更新された分のお話読みました!凄く胸がキュンキュンしました^^やっぱりウブな煉獄さんが好きです!原作のイメージそのままです( ´ ▽ ` )更新頑張ってください! (2021年3月1日 21時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - 莉子さん» コメントありがとうございます。そうなんです、常日頃は鋭敏でも恋愛事に関しては鈍感だといいよなぁなんて思いますね^^* (2021年3月1日 21時) (レス) id: be645905ff (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - もどかしいですねぇ^^でも煉獄さんぽくて、好きです。絶対鈍感ですもんね。 (2021年2月26日 19時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - ひまわりさん» 思う存分妄想を吐き出しております!もっと勉強しながら頑張ります、ありがとうございます! (2021年1月27日 10時) (レス) id: be645905ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青葉 | 作成日時:2021年1月16日 23時

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