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第34話 ページ34





「大丈夫ですね」


しのぶちゃんにそう言われてほっとした。杏寿郎にかかっていた血鬼術も無事にとけて、身体にも何も問題がないそうだ。


杏寿郎も戻って嬉しそうだ。
だけど、私とお揃いの頭のたんこぶがとても痛々しい。


ここ蝶屋敷に来るまでに不本意ながら恐怖の鬼ごっこをして来て、騒ぎながら屋敷に飛び込んだらこのザマだ。


笑顔で鍛錬だ!と言いながら全速力で追いかけてくる杏寿郎も怖かったけど、屋敷に飛び込んだ時のしのぶちゃんが一番怖かった…



「世話になったな!」

「またね、杏寿郎」



杏寿郎も小さい身体で色々と大変だったんだろう、足早に自分の屋敷へと戻って行った。
私はもう少しゆっくりしてから帰ろうと、しのぶちゃんとお茶を飲んでゆっくりする事にした。



「そういえば蜜璃さんとお話してたんですけど、今度三人で甘味処へ行きませんか?」

「え!女子会!」

「ふふ、蜜璃さんとAさん的に言うとそういう事ですね」



鬼殺隊の中でも女性の数は少なく、さらに柱にまでなると10人中3人しか女性がいない。
そんな中でしのぶちゃんと蜜璃ちゃんと私はかなりの仲良しになった。


それでも今まで数える程しか一緒に出掛けたりしていないので、今回の女子会のお誘いはとても嬉しい事だった。



「勿論行こう!わあ、楽しみだなあ!」

「そうですね!日が決まったらお知らせします」

「私はいつでも大丈夫だよ」



やっぱり私も女の子だし、こういう女子会でしか話せないこともあるし!



「蜜璃ちゃん最近会えてないけど元気かな?」

「どうやらAさんと煉獄さんのことが気になって仕方がないみたいですよ。きっと、会ったら質問攻めにされるでしょうね」

「そっ、それはちょっと……」



苦笑いする私と楽しそうに笑うしのぶちゃん。
また鎹鴉を飛ばすとの事だったので、お茶を飲み干して私も屋敷に帰る事にした。


もちろん、スキップしながら帰った!

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青葉(プロフ) - 莉子さん» そんな風に言って頂けるなんてありがとうございます!とても励みになります´ω`* 頑張ります!! (2021年3月1日 23時) (レス) id: be645905ff (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - 先程更新された分のお話読みました!凄く胸がキュンキュンしました^^やっぱりウブな煉獄さんが好きです!原作のイメージそのままです( ´ ▽ ` )更新頑張ってください! (2021年3月1日 21時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - 莉子さん» コメントありがとうございます。そうなんです、常日頃は鋭敏でも恋愛事に関しては鈍感だといいよなぁなんて思いますね^^* (2021年3月1日 21時) (レス) id: be645905ff (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - もどかしいですねぇ^^でも煉獄さんぽくて、好きです。絶対鈍感ですもんね。 (2021年2月26日 19時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - ひまわりさん» 思う存分妄想を吐き出しております!もっと勉強しながら頑張ります、ありがとうございます! (2021年1月27日 10時) (レス) id: be645905ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青葉 | 作成日時:2021年1月16日 23時

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