聖女候補の3人目の条件酷すぎる

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貴方side


すると賢者さんの見た目がはっきりとわかった。
前も言った通り黄色の瞳には幾何学模様、そして紺色の腰まで綺麗に伸びた髪。

服装は真っ白の服に黄色のライン、そして胸元には赤色のブローチ。

【…進化成功。
賢者から大賢者に昇格、能力が格段にアップ】

声には前よりも感情があり人間らしさが感じられた。
綺麗な見た目に見惚れてしまう、そして賢者…いや大賢者が私を見つめる。

【印の能力を進化させますか？】

「出来るなら」

【印をアップデート中。
成功】

【印から証になりました。
証がついた場所なら何時でもどこでも見ることが可能です】

Kn「見れる？
ってことはバレずに遠くから相手の行動が分かるってことやな！？」

【はい】

大賢者はそう答えた。
見れるということはその場所を眺めることが出来る、敵の城に入りそこに証をつけると城の様子が見れることが可能。

しかも人が何名いるかも把握ができるという代物だ。

「まってチート？」

Kn「お前に渡して正解やったわ。
…これからもよろしくな！！」

そう言って大賢者の背中をバシバシ叩く。

【はい、主をよろしくお願いします。
…そろそろ寝た方がいいかと明日に響きます】

Kn「それもそうやな、また話す時あったら話そうや」

「ですねー、それじゃあおやすみなさい。
良い夢を」

そう言って部屋から出ていった。
大賢者さんは私の中へと戻って行った。

能力が強くなったことが嬉しくて足早に部屋に向かう。
そしてニヤニヤしながらベットに横になり寝れるのか不安で堪らない中寝ようと思いいつつそのまま徹夜したのだった。

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